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米MicrosoftとUniversal Picturesは24日(現地時間)、UniversalのHD DVDビデオソフトのコーデックとして、VC-1(Windows Media Video 9)を採用すると発表した。 また、VC-1のほか、HD DVD用のインタラクティブ機能向けにMicrosoftのiHDを採用。再生中のチャプターメニュー表示や、再生中の子画面映像表示など、HD DVDの特徴であるアドバンスド機能をiHDを用いて実現する。 UniversalではHD DVDの初期タイトルとして、「Serenity」、「Doom」、「Apollo 13」(アポロ13)、「The Bourne Supremacy」(ボーン・スプレマシー)、「U-571」、「Van Helsing」(ヴァン・ヘルシング)などを用意。これらのタイトルにVC-1が利用される。 Universal Studios Home EntertainmentのCraig Kornblau社長は、「広範なHD DVDタイトル投入を予定しており、柔軟なインタラクティブ機能や新しい特徴を求めている。VC-1とiHDは我々の目標を満たすための先進的な技術だ」とコメントしている。 HD DVDでは、VC-1のほか、MPEG-2とMPEG-4 AVC(H.264)が必須ビデオコーデックに規定されている。Universalのほか、Warner Home VideoもHD DVDタイトルにVC-1を採用しており、Microsoftでは「現在北米で出荷されているHD DVDタイトルの100%がVC-1」と説明している。 なお、日本では、ポニー・キャニオンなどが、MPEG-4 AVC(H.264)を採用したHD DVDタイトルを発売している。 また、24日より開幕したNABでは各社がVC-1に対応した製品を発表。InletやTarariなどが、HD映像のVC-1リアルタイムエンコーダを出展している。 □Microsoftのホームページ(英文) ( 2006年4月25日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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