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光ディスクの技術開発、生産/販売などを行なう、米Sony Digital Audio Disc Corporation(ソニーDADC)は、16日(現地時間)、米国向けの再生専用Blu-ray Disc(BD-ROM)量産を開始したと発表した。 同社では、BDの生産設備を3ライン設置し、1層/25GBディスクを1日25,000枚、月産75万枚製造可能となっている。今後のライン増設により、10月までに月産500万体制を構築し、2層/50GBディスクの生産も可能となる見込み。
ソニーDADCでは、ソニー独自開発のマスタリング装置「PTM(Phase Transition Mastering)」システムを使用した、ディスク製造が可能。さらに、BD-ROM専用のオフセット印刷機や放送用ラインも備え、BD-ROM製造からパッケージングまでを一括して行なえるという。 ソニーDADCのディーター・ダウム会長は、「BD-ROMの量産体制が整い、米国における光ディスク生産をリードできることは光栄。高画質なHDコンテンツの提供を可能とする、革命的なメディア。その一役を担うことができて嬉しく思う」とコメントしている。 BD-ROMの発売については、Sony Picture Home Entertainment(SPHE)やLionsgateなどが、5月23日の市場投入を発表。しかし、当初5月に発売予定だったSamsungのBDプレーヤー発売延期などから、BD-ROMソフトの発売も6月20日に延期されている。 □ソニーのホームページ ( 2006年5月17日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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