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オンキヨー株式会社は、ブックシェルフ型「D-312E」(1台94,500円)をベースにしたトールボーイスピーカー「D-908E」を6月中旬に発売する。価格は1台147,000円。当初月産台数は300台。
D-312Eの容量を拡大して低域の再現性を向上、「高精細なHDサウンドを実現した」という2ウェイのトールボーイスピーカー。312Eに搭載しているNew A-OMFコーンユニットを進化させ、16cm径の新開発A-OMFモノコックコーンをウーファユニットに採用。2層のアラミド繊維でコットンを挟み込み、PEN繊維も組み合わせた振動板構造を採用。強度の向上を実現したという。 また、センターキャップと振動板を一体成型しており、高剛性と固有音の少なさを追求。ボイスコイルは65mm径で、直径140mm、重量1,090gのフェライトマグネットと、アルマイト処理を施したアルミボイスコイルボビンを使用している。 ツイータは外径40mm、内径30mmのリング型振動板を採用。同軸上に配置した内径35mmのボイスコイルで駆動する新構造を採用しており、駆動部分から振動板終端までの間隔が短くなったため、不要な分割振動を高域に追いやり、100kHzまでの再生を可能にしたという。システム全体の再生周波数帯域は28Hz~100kHz。クロスオーバー周波数は2kHz。 エンクロージャはバスレフで、本体下部にスリット型のダクトを用意。円形ポートと比べ、ノイズ放射を低減。キャビネットとダクト部分を分離した構造になっており、不要な共振も防いでいる。 バッフル面には30mm、天板には18mm、側面は15mmの厚さを確保。ギターと同じ製法で開発したギターアコースティックスピーカー「D-TK10」で培ったという、力木によるチューニングを施したという。表面はリアルウッドの突き板仕上げ。
スピーカーターミナルはバイワイヤリング対応で、真鍮削り出しの金メッキ仕様。最大入力は200W。定格インピーダンスは4Ω。外形寸法は322×380×1,040mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は21.8kg。スパイクと受け皿を各4個付属する。
□オンキヨーのホームページ
(2006年5月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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