|
ディスプレイサーチは25日、2006年第1四半期の液晶テレビ出荷調査の結果を発表した。出荷台数は前年同期比135%増の約740万台、出荷額は同114%増の約88億ドルとなった。 ブランド別シェアでは、金額ベースでソニーが前期に引き続き首位の15%。しかし、2位のSamsungとの差は前期の7.3ポイントから1.1ポイントに縮まっている。3位以下はシャープ、Philips、LG電子の順で、上位4ブランドの合計が54%を占めた。数量ベースでは、首位がPhilipsの13.9%で、シャープ、Samsung、ソニー、LG電子の順で続いている。上位4ブランドの占める割合は50%。 ソニーは、40~42インチクラスの出荷数がトップで、出荷全体に占める30インチ以上の割合が63%に達し、Samsung(51%)、シャープ(41%)、Philips(38%)に比べ大型モデルに重点が置かれている。 出荷数で前期の3位から2位に浮上したシャープは、日本市場での首位を維持。サイズ別でも、10~14インチ、20~21インチ、37インチ、45インチ超の各クラスでトップとなった。金額ベースでの地域別シェアトップは、日本がシャープ、北米がソニー、欧州がSamsung、中国がHisense、その他地域がSamsungとなっている。 サイズ別では、37インチ、40~42インチ、20~21インチ、45インチ超の各クラスがプラス成長。全体に占める37インチ以上の割合は数量ベースで12%から14%に、金額ベースで29%から32%に伸長した。また、30~34インチクラスでは液晶テレビの出荷数がCRTを初めて上回った。40~44インチでは液晶のシェアが17%から23%に上昇する一方、プラズマやリアプロがシェアを落としている。 地域別では、日本市場での出荷が前年同期比35%増で、日本以外の地域ではいずれも同116%以上の増加となっている。欧州と中国でシェア拡大が続いており、欧州は地域シェアを44%から46%に伸ばした。
□ディスプレイサーチのホームページ ( 2006年5月26日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|