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デノン、1080p対応のユニバーサルプレーヤー2モデル
-「DVDプレーヤー最終章」。21万円と126,000円


DVD-3930
7月下旬発売

標準価格:「DVD-3930」21万円
       「DVD-2930」12万6,000円


 株式会社デノンコンシューママーケティングは、HDMI端子を備え、1080p出力に対応したユニバーサルプレーヤー2モデルを7月下旬に発売する。価格は「DVD-3930」が21万円、「DVD-2930」が12万6,000円。カラーリングはいずれもプレミアムシルバー。

 なお、同社は2機種を「DVDプレーヤー最終章」と位置付けている。DVDに加え、SACD/DVDオーディオの再生も可能。ビデオDACをS/コンポジット出力とコンポーネント出力用に、個別に2基搭載するなど、高画質を追求したモデルとなっている。


■ DVD-3930

 HDMI端子を備えたユニバーサルプレーヤーで、ハイエンドモデル「DVD-A1XVA」(451,500円)で採用されたシリコンオプティクス製の10bit I/Pコンバーター「REALTA」を搭載。モーションディテクションの検知能力が向上し、フィルムソースの3:2パターン以外でも、ピクセル単位で高速/的確に規則性を検知し、精度の高いI/P変換が行なえるという。

 ビデオソースをI/P変換したときに現れるジャギーを低減するMDDF(Multi-Direction Diagonal Filter)も搭載。また、スケーラーとしても機能し、HDMI端子から1080p出力も可能。HDCPもサポートしている。DVDに色差信号で記録されたビデオ信号をRGBで出力する際も、解像度に応じて最適な変換ができるとしている。

 PC用のディスプレイとの組み合わせも考慮し、640×480、1,024×768、1,280×768、1,280×1,024ドットでの出力もサポート。モニター側で再スケーリングを行なわずに、画面にフィットした映像が楽しめるという。

 また、プロジェクタなどに採用されている台形補正機能もプレーヤーに内蔵。補正機能のないプロジェクタと組み合わせた場合でも、画質への劣化を抑えながら補正できるという。

 ほかにも、自然な輪郭補正を行なう「D.P.I.C.」(DENON Pixel Image Correction)機能を装備。ターゲットとなる画素の周辺画素の影響も考慮に入れたエンハンス処理で、合計9画素の映像データをサンプルし、解析する新アルゴリズムを採用。

 独自の高画質技術「D.D.V.C.」(Dual Discrete Video Circuit)も採用しており、14bit/216MHzのビデオDACを、コンポジットとS映像で、信号ごとに独立して搭載。それぞれに専用の回路で処理することで、画質を向上させている。

 画質調整はコントラストやシャープネス、黒レベル、ノイズリダクション設定など、合計15項目で行なえる。ドライブ部はDVD±R/RW、CD-R/RWの再生にも対応。CD-R/RWの書き込んだMP3/WMA/JPEG再生も可能。DivX動画の再生も行なえる。

 オーディオ用には独自の「AL24 Processing Plus」を全チャンネルに採用。2ch専用出力では、上位機能の「Advanced AL24 Processing」が利用できる。音声用DACは24bit/192kHzで、ステレオ用に2個と、5.1ch再生用に3個搭載。ステレオ再生時には2個を差動動作させ、よりクオリティの高い再生が行なえるという。

 また、独自のDENON LINK(3rd Edition)も備え、対応アンプと組み合わせてジッターレスの高品質伝送/再生が行なえる。出力端子はHDMI×1、コンポーネント×2、D2×1、コンポジット×1、S映像×1。音声出力は光デジタル×1、同軸デジタル×1、DENON LINK×1、2chアナログ×1、5.1chアナログ×1。外形寸法は434×407×139mm(幅×奥行き×高さ)で、質量は11.5kg。


■ DVD-2930

DVD-2930

 同じく、HDMI端子からの1080p出力が可能なユニバーサルプレーヤー。I/Pコンバータにシリコンオプティクス製の「Reon」を搭載。上位モデルと同様に10bit演算で処理を行ない、精度の高い変換が行なえるという。また、ビデオ/フィルムモードが混在したソースでも高速に検知・処理することで、様々なディスクをプログレッシブ再生可能。1080p出力を行なうためのビデオスケーラーとしても機能する。

 3930と同じく、「D.P.I.C.」、「D.D.V.C.」を装備。ビデオ用DACは12bit/216MHzで、ビデオ信号のS/N比を改善する「NSV」(ノイズ・シェイプド・ビデオ)技術も投入。15項目の映像調整機能も利用できる。

背面端子

 再生可能なディスク/ファイルは3930と同じ。音声用にはAL24 Processing Plusを搭載。映像出力やデジタル信号出力、ディスプレイ表示を消して高品位なアナログ音声出力を行なう「ピュアダイレクトモード」も使用できる。

 出力端子は、HDMI×1、コンポーネント×1、D2×1、コンポジット×1、S2映像×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1、DENON LINK×1、2chアナログ×1系統、アナログ5.1ch×1。外形寸法は434×386×102mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は7.6kg。

□デノンのホームページ
http://denon.jp/index.html
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/dvd3930_2930.html
□関連記事
【2005年10月13日】デノン、ユニバーサルプレーヤーが1080p出力対応
-「A1XV」の機能追加モデル。従来機のアップグレードも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051013/denon.htm

(2006年6月16日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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