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ビクター、フルHD/D-ILAプロジェクタのヘッドを単体発売
-実売144万円。1080p/DVI-D出力対応機器と接続


7月1日発売

標準価格:オープンプライス


 日本ビクター株式会社は、D-ILAデバイスを利用したフルHD対応のフロントプロジェクタ「DLA-HD11K/KL」、「DLA-HD12K/KL」のプロジェクションヘッド部のみの単品発売を7月1日より開始する。スタンダードズームレンズ採用の「DLA-HD10KS」と、ロングズームレンズ採用の「DLA-HD10K」を用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はどちらも144万円前後の見込み。

 同社は2005年11月に、プロジェクションヘッド部とプロセッサ部で構成するフルHD/ハイエンドD-ILAプロジェクタを発売したが、「プロジェクションヘッド部のみの販売を望む声があり、単品販売を決定した」という。なお、セット販売時の価格は「DLA-HD11K/KL」が169万5,750円、「DLA-HD12K/KL」が236万2,500円。

 プロジェクションヘッド部には、0.8型/1,920×1,080ドット、3板式のD-ILAデバイスを採用。1080/60pと1080/50pの入力信号のみに対応し、入力端子はHDCP対応のDVI-D。そのため、1080p出力に対応したDVI-D端子、もしくは1080p出力他対応のHDMI端子(DVI-Dへの端子変換が必要)を持つDVDプレーヤーやプロセッサなどと組み合わせる必要がある。

 仕様はセットモデルと同じ。コントラストは2,500:1。ランプは200Wの高圧水銀ランプ(NUP)で、新開発の光学系を採用。輝度は600ルーメン。交換ランプ「BHL5008-S」は26,250円で用意される。

 レンズはスタンダード/ロングズームの2タイプが用意され、ともに電動ズーム/電動フォーカスを搭載。ズーム倍率はスタンダードズームが1.4倍(投射比1.5:1~2.1:1)、ロングズームが1.9倍(投射比2.1:1~3.8:1)。

 筐体はアルミ押し出し素材を採用。シンメトリなデザインになっており、レンズはセンターに配置。制御用のRS-232端子やDC12Vトリガ端子、サービス端子なども装備する。消費電力は320W、外形寸法は513×549×169mm(幅×奥行き×高さ)、重量は17kg。リモコンも同梱する。

□日本ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/press/2006/dla-hd10k.html
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(2006年6月19日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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