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株式会社デノンコンシューママーケティングは、CD/HDDミニコンポシリーズ「D-F103」を8月下旬より発売する。 CD/HDD/インターネットラジオユニット「CHR-F103」と、スピーカー「SC-F103SG」、チューナ/アンプユニット「DRA-F102」から構成されるCD/HDDミニコンポシステム。価格はCHR-F103が112,350円、SC-F103SGが49,350円。なお、アンプユニットの「DRA-F102(49,350円)」は既に発表されている。 ■ CHR-F103
40GB HDDとCDプレーヤー、インターネットラジオ機能を内蔵したオーディオユニット。通常のCDプレーヤーとして利用できるほか、CDをリニアPCM(WAV)/WMA形式でHDDに録音可能。録音速度はリニアPCMが約9倍速、WMAが約4倍速。録音中の楽曲の再生や、録音中のHDD内楽曲再生も可能となっている。 HDD内に約35万タイトルのGracenote CDDBを内蔵しており、CDのアルバム名や曲名、アーティスト名も自動登録される。また、Ethernet端子も備えており、新譜などの楽曲情報もネットワーク経由で取得可能。 本体には6行表示に対応した大型ディスプレイを装備。日本語表示も可能となっており、リモコンでHDD内の楽曲検索が可能となっている。HDDに録音した楽曲は、ジャンル/アルバム/アーティスト/お気に入りなどの検索メニューから楽曲選択が可能で、最大20個のプレイリストも作成できる。 さらにDLNAガイドラインと、Windows Media Connnectに対応。DLNA/Windows Media Connect対応サーバー内の音楽ファイルにアクセスして再生できる。ネットワーク再生の対応オーディオ形式はMP3/WAV/WMA。 また、USB端子も備えており、専用のアプリケーションを利用して、PCからCHR-F103内のHDDにアクセス可能。対応OSはWindows XP SP2以降。HDD内の楽曲のバックアップや、PCからCHR-F103への楽曲転送も可能となっている。ただし、CHR-F103内の楽曲は独自の暗号化が行われているため、PC側での再生はできない。また、PCから転送したDRM付楽曲も再生不可。
フロントパネルのUSB端子はUSBホスト対応で、USBメモリやストレージ対応のプレーヤー上のMP3/WMAファイルを再生できる。インターネットラジオ機能はvTunerのデータベースを採用。デノン向けにカスタマイズされたチャンネルを選択して再生できる。 CDプレーヤー部はMP3/WMAオーディオファイルの再生に対応。バーブラウン製の24bit/192kHz DACや8倍オーサーサンプリングデジタルフィルターの採用などで高音質化を図っている。S/Nは108dB、ダイナミックレンジは100dB。出力端子はアナログ音声×2、光デジタル出力×2。消費電力は22W。外形寸法は250×250×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.9kg。 ■ SC-F103SG
D-F103シリーズ用のスピーカーで、ピアノ光沢塗装仕上げのキャビネットを採用。ヨーロッパのサウンドデザイナーと共同で開発した。 エンクロージャはバスレフ方式。14cm径のコーンウーファと、2.5cm径のソフト・ドームツィータからなる2ウェイ2スピーカー構成で、ウーファは新開発のD.D.L(DENON Double Layer)コーンを採用。ユニットフレームは非磁性体のBMC(Bulk Mold Compound)を採用し、正確なピストンモーションを実現すると共にエッジの共振を低減、「品位ある再生音を奏でる」という。 再生周波数帯域は40Hz~40kHz。クロスオーバー周波数は3kHz。音圧レベルは86dB/W・1m。インピーダンスは6Ω。外形寸法は164×272×278mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.3kg。コルク製フット(1シート4枚)×2シートや、吸音スポンジが付属する。付属のスピーカーコードはAK-1000(3m×2)。 □デノンのホームページ ( 2006年6月29日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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