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バンダイビジュアル株式会社は3日、アニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の続編として製作していた「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」を、11月24日にDVDとしてリリースすると発表した。価格は10,290円。なお、9月1日から「スカパー! パーフェクトチョイス160」のPPVにて先行オンエアされる予定。
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」(以下SSS)は、テレビアニメシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の続編として3月に製作決定。2006年夏の完成を目指すとされていた。当初公開媒体は未定であり、劇場用映画化も噂されたが、これまでのシリーズと同様にスカパー! のPPVで先行オンエア後、DVD発売という流れとなった。 総製作費3億6,000万円という大作で、前シリーズ2作を上回る緻密なドラマが、劇場クラスの作画クオリティで展開するという。製作は「攻殻S.A.C.」のオリジナルスタッフが担当。監督・脚本・絵コンテは神山健治、脚本は菅正太郎、櫻井圭記が担当。音楽は菅野よう子。 ディスクは片面2層で、本編の収録時間は約108分。音声はドルビーデジタル5.1chとドルビーデジタルステレオの2タイプで収録。映像はビスタサイズをスクイーズ収録する。 特典ディスクも同梱しており、収録時間は約75分。SSSの世界をメインスタッフのインタビューを中心に解説するコンテンツや、日産コンセプトカーとのコラボレーション企画の裏側レポート、タチコマ・ロボットの製作秘話などを収録。さらに、新作アニメ「ウチコマナ日々」も収めている。さらに、封入特典として16ページのブックレットを、初回特典として288ページの絵コンテ/設定資料集を同梱する。 物語の舞台は西暦2034年。公安9課から草薙素子が去り、2年の歳月が経過していた。トグサが新しく組織を率いる立場となり、メンバーも大幅に増員された。そんな新生公安9課に、次々と難事件が襲いかかる。捜査の結果、一連の事件の黒幕が「傀儡廻(くぐつまわし)」と呼ばれる超ウィザード級ハッカーであることが判明する。 そんな中、別ルートで事件の追跡をしていたバトーは、偶然にも素子と再会する。だが、彼女は「Solid State Societyに近づくな」という謎の言葉を口にして消える。バトーは「傀儡廻」とは素子のことではないのかと疑い始めるのだが……。声の出演は田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一ほか。
同シリーズは人間の脳とネットワークを直接接続できる“電脳化”技術が一般化するなど、高度に情報化された近未来を舞台に、犯罪に立ち向かう少数精鋭の特殊部隊「公安9課」の活躍を描いた作品。情報量の多いサスペンスタッチな物語と、リアルな銃器描写、AI搭載の思考戦車らが織りなすアクションシーンが魅力。DVDはバンダイビジュアルから「STAND ALONE COMPLEX」が全13巻、「S.A.C. 2nd GIG」が全13巻(各巻6,300円)発売されており、DVD/ビデオのシリーズ累計出荷数は150万枚/本を突破している。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2006年7月3日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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