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株式会社izoは、DACを内蔵したヘッドフォンアンプ「R.spec iHA-1」の音質バリエーションモデル3機種を発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は「iHA-1A」と「iHA-1B」が各99,750円。「iHA-1C」が84,000円。「iHA-1A」は既に販売しており、「1B」と「1C」は8月1日発売となる。
「iHA-1A」(オープンプライス/直販99,750円)はTIのバーブラウン製DAC「PCM1796」を内蔵したヘッドフォンアンプ。24bit/192kHzに対応し、同軸/光デジタル入力を各1系統備えている(光デジタル端子は24bit/96kHzまで)。 バリエーションモデルは音質をチューニングしたもので、「iHA-1A」はこれまでの「iHA-1」と同じもの。ナチュラルな音質を目指してKimberKAP製のカップリングコンデンサを搭載。フラットな特性で、「ヘッドフォンの音をストレートに出す。どんなヘッドフォンでも安定したパフォーマンスが得られる」という。 「1B」は「躍動感をより楽しみたい方へ向けたチューニングを施した」というモデル。iHA-1/1Aと比べ、低域の力感と高域の伸び、音の広がりなどが向上しているとのこと。同社では「再生能力が著しく低いヘッドフォンでの使用は勧めない」としている。 なお、iHA-1の購入者を対象に、1Bの音質へ変更するサービスも実施する。期間は7月25日~8月31日まで。対象となるのは7月31日までにiHA-1を購入したユーザーで、メールで申し込み、変更費用3,150円を銀行振り込みすることで、1Bへの変更を行なう。所要期間は約一週間。詳しい情報は同社サイトを参照のこと。 「1C」は、ロックやポップス向けに、「スピード感を重視してチューニングした」というモデル。その結果、低価格化を実現。iHA-1/1A/1Bの直販価格はいずれも99,750円だが、1Cは84,000円と、15,750円低価格になっている。 外見などの主な仕様は共通で、ヘッドフォン端子は標準サイズ1系統。LOW(+0dB)、HIGH(+10dB)のゲインセレクタも備えている。入力はアナログ(RCA)、光デジタル、同軸デジタルを各1系統用意。アナログ(RCA)出力も1系統備えている。 定格出力は450mW×2ch(64Ω時)、48mW×2ch(600Ω時)。対応するヘッドフォンは8~600Ω。S/N比は123dB(Typ)、118dB(JISA/入力ショート/定格出力時)。全高調歪率はTHD+N 0.005(20~20kHz/100mW出力時/32Ω負荷)。周波数特性は10Hz~20kHz。
筐体はアルミニウム製で、重ね置きが可能。外形寸法は147×180×43mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.1kg。電源はACアダプタを使用するほか、発売予定の高品位電源ユニット「iPSU-1」にも対応している。
□izoのホームページ
(2006年7月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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