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パイオニア株式会社は、1080p信号のHDMI入出力に対応したAVアンプの新モデル「VSA-AX4ASi」、「VSA-AX2AS」を10月上旬より発売する。価格はVSA-AX4ASiが188,000円、VSA-AX2ASが153,000円。
ともにTHX Select 2に準拠し、最大出力はVSA-AX4AViが220W×7ch(6Ω)、VSA-AX2AVが200W×7ch(6Ω)。いずれもHDMI入出力端子を装備するほか、iPod用インターフェイスや高域補正機能を搭載。さらに自動音場補正機能「Advenced MCACC」も備えている。 VSA-AX4ASi/AX2ASの違いは、アンプ出力のほか、HDMI入力端子数や、i.LINKやUSB端子の有無など。VSA-AX4AViでは4系統のHDMI入力を搭載、VSA-AX2ASは3系統で、出力はいずれも1系統。1080p信号の入/出力に対応する。 また、480i/pのアナログビデオ信号を720p/1080iにアップスケーリングしてHDMIから出力可能な「ビデオスケーラー」機能を搭載。ビデオ回路にはファロージャのDCDiを内蔵し、高精度なI/P変換を実現するという。入力信号をディスプレイにあわせてアップ/ダウンコンバートする「デジタルビデオコンバーター」も搭載する。 VSA-AX4AViのみi.LINK入力2系統や、USB入力端子を装備。i.LINKを介してSACDやDVDオーディオの音声をデジタル伝送可能。 そのほかの主な仕様は共通で、スピーカーの音圧レベル、距離、周波数特性などに加え、時間軸の補正を加える3次元自動音場補正機能「Advanced MCACC」を搭載。周波数特性の補正にはハイエンドモデルと同様に、9バンドのエンベロープ補正を採用しており、自然かつ滑らかな音色補正が可能という。 低音用のLFEチャンネルとそのほかのチャンネルにおける低音ずれを補正する同社独自の「フェイズコントロール」技術も搭載している。 パワーアンプ部は、新開発の「ダイレクト エナジー パワー エンジン」を搭載。ローインピーダンス化やモジュールの最小化により、音に有害な輻射を低減。各チャンネルの動作環境を同一にする「シンメトリカル パワートレイン デザイン」により、各チャンネル均一で高品位な増幅を実現している。 シャーシも「三次元スペースフレーム構造」により強度を向上。ΔΣ型の24bit/192kHz DACや大容量電解コンデンサーを採用した電源部などにより音質の向上を図っている。ドルビーデジタル/DTSなどの各サラウンドフォーマットに加え、Windows Media Audio 9 Pro(WMA9 Pro)のデコーダも内蔵する。 また、iPod用のインターフェイスも装備し、同梱ケーブルでiPodを接続するだけで音楽を楽しめるほか、付属リモコンでiPodの操作が行なえる。MP3やWMA、AACなどの圧縮音楽の高域や低域を補間して再生する「サウンドレトリバー」も搭載する。 VSA-AX4ASiではUSB端子を備え、PCからのUSBオーディオ再生が可能となる。リモコンは液晶付きの学習リモコンで、VSA-AX4ASiのみ簡易サブリモコンも付属する。
□パイオニアのホームページ ( 2006年9月13日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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