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セイコーエプソン株式会社は14日、3LCDプロジェクタ用の高温ポリシリコンTFT液晶パネル(HTPS)の新モデルとして、無機配向技術「クリスタルクリアファイン」(略称C2FINE)を採用し、1080pに対応したD6世代の「L3C07U」シリーズの量産を開始したと発表した。サイズは0.7型。 C2FINEは2005年5月に発表した技術で、高開口化/高精細化/高画質化を進めるもの。コントラスト比や黒の再現性が向上し、配向ムラも低減できるという。
L3C07Uでは、有効画素数1,920×1,080ドットで、1080pの表示が可能。サイズはこれまでと同じ0.7型だが、コントラスト比は従来の450:1から1,500:1へと大幅に向上している。
C2FINEの発表時に展示された試作機はD5世代のパネルにC2FINEを適用したものだが、量産が開始されたのはD6シリーズ。ドライブ能力の高い水平方向ドライバICと、液晶駆動コントローラICをパネルのテープ上に実装することで、書き込み特性の改善や、消費電力の低減、基板の省スペース化を実現している。
□セイコーエプソンのホームページ
(2006年9月14日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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