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パイオニア株式会社は、HDDを増設可能なハイビジョンレコーダ4モデルを10月中旬より順次発売する。HDD/DVDレコーダ「DVR-DT95/DT75」が10月中旬、VHSを加えた3in1レコーダ「DVR-RT900D/700D」を11月上旬に発売。価格は全てオープンプライス。 また、増設用の400GB HDD「HDD-S400」も10月中旬に発売する。店頭予想価格は以下の通り。
■ DVR-DT95/DT75
地上/BS/110度CSデジタル放送の視聴/録画に対応したハイビジョンレコーダ。最大の特徴は専用の増設HDD「HDD-S400」と接続して、増設HDDにハイビジョン録画が可能となったこと。 DVR-DT95は400GBでブラックを基調としたボディカラーを採用。DVR-DT75は250GBのHDDを内蔵し、ブラック/シルバーのツートンカラー。それ以外の仕様は共通で、地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを各1系統装備する。 同社では、3月発売のアナログチューナ内蔵レコーダ「DVR-640H/540H/RT50H」で、増設HDD(HDD-S250)への録画に対応していたが、新モデルではデジタル放送録画に対応した。同時発売の400GB「HDD-S400」のほか、HDD-S250も利用できる。同時に接続可能な増設HDDは1台だが、複数台のHDDをDVR-DT95/DT75に接続して、利用できるためHDD容量を拡張できる。
ただし、同じ増設HDDを複数のDVR-DT95/DT75で利用することはできず、増設HDDに録画した番組の視聴には、必ず録画した機器が必要となる。専用HDDのインターフェイスはeSATA相当だが、サポートの対象となるのは「HDD-S400/S250」のみ。
内蔵HDDやDVD-R/RWへの録画に加え、デジタル放送のみ増設HDDへの直接録画に対応。さらに、内蔵HDDから増設HDDへのムーブ、増設HDDから内蔵HDDへのムーブも可能となっている。ただし、録画形式はMPEG-2 TSのストリーム録画(DRモード)のみで、XPやSPモードでの直接録画や、ムーブには対応しない。
録画モードはデジタル放送をそのまま記録する「DR」のほか、XP+/XP/SP/LP/EP/SLP/SEPの合計8モード、さらにマニュアルモード(MN)も用意している。
デジタル/アナログ放送同時録画は、デジタル放送のDRモード録画時のみに可能。デジタル放送を直接DVD-R/RWに記録したり、HDDにDRモード以外で録画している際は、同時録画できない。 DVDドライブは、DVD-R DL、DVD-R、DVD-RWの記録に対応。VD-R/R-DLはCPRM/VRモード記録も可能で、デジタル放送のムーブも行なえる。DVD-RAMやDVD+R/RWの再生もサポートする。 操作面では、フルHD/1,920×1,080ドットのGUIを搭載し、特にEPG画面の視認性を向上。表示チャンネルを7ch/4chから切替できる。地上アナログ用のEPGは、G-GUIDEを搭載する。自動録画/検索機能「気がきく! 録画辞典」も搭載し、新番組を検索/録画する「新番組検索」、「おまかせ検索」、「ジャンル検索」などの機能も備えている。
視聴中の番組以外の放送中番組を確認できる「スマート選局」も搭載。また、同社の対応プラズマテレビとの連携機能「レコーダホットリンク」もサポート。テレビ側のリモコンのボタンを押すだけで、テレビの入力を切替、レコーダの電源を入れ、レコーダのディスクナビ画面を出力する。テレビとレコーダはIRリモコン機能を用いて連携し、テレビのリモコンからレコーダの操作を可能とする。 入力端子はDV(i.LINK)×1のほか、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3を装備。出力端子はHDMI×1、D4×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×2、光デジタル音声×1を装備する。 外形寸法は420×362×94mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.2kg。リモコンはボタン数を22に絞った新デザインの「スマートリモコン」を採用。CMスキップやコマ送りなどの機能が利用できる「スマートジョグ」を搭載している。 増設用HDD「HDD-S400」の外形寸法は45×200×164mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。
■ DVR-RT900D/RT700D DVR-DT95/DT75と同様に増設HDDへの録画機能を備えながら、VHSデッキ部も統合した3in1レコーダ。 基本機能はDTR-DT95/75と共通で、地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを各1系統装備。DVR-DT900Dは400GB、DVR-RT700Dは250GBのHDDを内蔵するほか、増設HDD「HDD-S400/S250」への録画にも対応する。
HDD/DVD/VHSの各メディア間のダビングのほか、HDDから増設HDDへのムーブイン/アウトも可能。VHSデッキ部は、S-VHSの簡易再生機能のほか、SPモード、EPモード(3倍)の録画が可能。
HDMI出力を備えており、HDDに録画したデジタル放送番組やDVDビデオなどに加え、VHSの映像もHDMIから出力できる。 入力端子はDV(i.LINK)×1のほか、S映像、コンポジット、アナログ音声を各2系統備える。出力端子はHDMI×1、D4×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1、光デジタル音声×1。Ethernetやモジューラージャックも備える。外形寸法は430×352×99mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.3kg。リモコンは「スマートリモコン」が付属する。 □パイオニアのホームページ ( 2006年9月14日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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