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マイクロソフト株式会社とメモリーテック株式会社は4日、VC-1コーデックを利用してアニメコンテンツをハイビジョンでエンコードする際の、画質の最適化について協力していくことを明らかにした。 VC-1は、マイクロソフトが開発した動画像圧縮で、HD DVDやBlu-ray Discソフトにも採用されている。特に米国の映画会社の提供するHD DVDタイトルでは、98.7%がVC-1でエンコードされているという。 しかし、アニメーションのコンテンツをハイビジョン画質でエンコードした際、ノイズが出やすいなどの課題があったという。そこで、メモリーテックと協力してHD画質の最適化やエンコーダへのフィードバックを行なうことになった。 具体的な取り組みとしては、10月からメモリーテックの製作エンジニアを米Microsoftの米国本社に派遣。VC-1のアニメタイトルの画質最適化について、マイクロソフトと研究を行なう。 さらに米国本社に、メモリーテックの専用オフィスを設置。米Microsoftの開発部門とメモリーテックが協力して、画質改善に努めるという。
この件について東映アニメの大山秀徳常務取締役は「映像には高精細が求められ、情報には常に最新のものが求められる時代。次世代DVDにおいても、VC-1のような新たな技術が開発させることは、日本のアニメ業界の発展に貢献していくものと歓迎している」とコメントしている。
□マイクロソフトのホームページ
(2006年10月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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