|
|
ソニー、ノイズキャンセリング機能内蔵ウォークマン
-「目指したのは史上最高音質のウォークマン」
|
|
|
|
|
10月21日より順次発売
標準価格:オープンプライス
|
|
ソニースタイル特別仕様の「NW-S706F/T」 |
ソニーは、内蔵メモリタイプのウォークマンS700F/S600シリーズを10月21日より順次発売する。発売日はノイズキャンセリング機能やFMチューナを内蔵した「S700F」が10月21日に、それらを省いた「S600」は11月18日。価格はオープンプライスとなっている。容量や本体カラー、店頭予想価格などは下表のとおり。なお、S700F/S600の発売に伴い、Aシリーズは製造終了となる。
NW-S700シリーズのみにダイキャスト磨き処理が施されているほか、NW-S700とNW-S600の両方にブラックとピンクがラインナップされているが、両モデルで微妙に色が異なった仕上げとなっている。
また、ソニースタイル・ジャパンモデルとして、特別仕様の「NW-S706F/T」(エボニーブラウン)も、10月12日より先行予約販売する。直販価格は30,800円。仕様は「NW-S706F」と同等だが、「磨き処理」を施したダイキャストのフレーム部をクロム塗装。黒味を帯びた深いシルバーの輝きを放つフレームとなっている。
【ウォークマン】
シリーズ名 | 特徴 | 本体カラー | 容量 | 発売日 | 店頭予想価格 |
NW-S700F |
FMチューナ
ノイズキャンセリング
カラー有機EL
リニアPCM対応
ATRAC Advanced Lossless対応
50時間連続再生
ダイレクト録音
|
ブラック バイオレット ゴールド ピンク | 4GB (NW-S706F) |
10月21日
|
29,000円前後 |
2GB (NW-S705F) | 23,000円前後 |
1GB (NW-S703F) | 18,000円前後 |
NW-S600F |
MDR-EX082付属
カラー有機EL
リニアPCM対応
ATRAC Advanced Lossless対応
50時間連続再生
ダイレクト録音
|
ブラック ブルー ピンク | 2GB (NW-S605F) |
11月18日
|
20,000円前後 |
1GB (NW-S603F) | 15,000円前後 |
S700F |
|
|
|
|
ブラック |
バイオレット |
ゴールド |
ピンク |
W-S700FとNW-S600機能上の違いはノイズキャンセル機能と、FMチューナのみで、それ以外の本体仕様は同じ。原音を忠実に再現するという、4つの「クリアオーディオテクノロジー」を採用。同社では、「目指したのは史上最高音質のウォークマン」としている。
クリアオーディオテクノロジーの1つ目は、「ノイズキャンセリング機能」(NW-S700Fのみ)で、10月10日に発売したノイズキャンセリング・イヤフォン「MDR-NC22」(9,975円)と同等機能を装備。イヤフォン部は、MDR-NC22と同じだが、NW-S700の本体にノイズキャンセリング回路部を内蔵し、別ユニット・電源なしに、周囲の騒音を約1/4に低減する。
また、「Noise Canceling Control」により、耳の形状や使用環境に合わせて、マイクロフォンの感度を調整できる。なお、ヘッドフォンプラグは新規開発の5極となっているが、従来のステレオミニプラグのヘッドフォンも使用可能(ノイズキャンセリング機能は使用不可)。
2つ目のクリアオーディオテクノロジーは、「クリアステレオ」。付属のヘッドホンに最適化して、ウォークマン側で演算することで、L/Rチャンネルの混在を抑制し、チャンネルセパレーションを向上させている。
3つ目の「クリアベース」では、「Automatic Level Contorl」により、低音を増強すると発生しやすい「音の歪み」を抑制し、クリアで力強い低域再生を実現したとしている。
4つ目は付属のヘッドフォンで、同社のEXモニターヘッドホン「MDR-EX90SL」と同じ口径13.5mmのドライバーユニットを採用した密閉型。NW-S600には、「MDR-EX082」が付属する。
|
|
|
W-S700付属のイヤフォン。イヤフォン部は、MDR-NC22と同じ。ヘッドフォンプラグは新規開発の5極プラグ |
NW-S600付属の「MDR-EX082」 |
本体のディスプレイは自社開発の「カラー有機ELディスプレイ」となり、輝度が従来の250cd/m2から450cd/m2に向上。ジャケット写真を見ながら楽曲を検索できる「ジャケットサーチ」の機能が追加され、ジャケットサーチ中には曲のサビが再生される。
今回から、接続端子として新たに「WM-PORT」を採用。標準でUSBケーブルが付属し、パソコンとの連携や充電はUSB経由で行なう。また、WM-PORTに対応した録音ケーブルや、クレードルなどのオプションが用意される。さらに、今後発売されるウォークマン本体には「アタッチメント」が付属し、クレードルなどに使用することで今後の製品にも対応できるとしている。コンセプトとしては、iPodのユニバーサルドックに近い。
|
|
WM-PORT |
ジャケットサーチ |
本体に「ダイレクトエンコーディング」機能を備え、本体のみで直接録音可能。ただし、録音には別売りの録音用クレードル「BCR-NWU3」(店頭予想価格5,000円前後)または、録音用ケーブル「WMC-NWR1」(同1,300円前後)が必要になる。録音ファイル形式は、ATRAC3Plus 64kbps/128kbps/256kbps、リニアPCM 1,411kbpsから選択可能。録音した楽曲は、パソコンと接続して付属の音楽管理ソフトウエア「SonicStage CP」で取り込める。
電源はリチウムイオン充電池を内蔵し、「3分充電→3時間再生」の高速充電と、約2時間のフル充電で約50時間の連続再生が可能。なお、ノイズキャンセリング機能使用時の連続再生時間では約43時間。(ATRAC 132kbpsモード、パワーセーブモードスーパー、クリアステレオ/VPT/イコライザOFF時)。
再生対応フォーマットは従来のMP3/ATRAC/WMA/AACに加え、新たにリニアPCMと、可逆圧縮の「ATRAC Advanced Lossless(ロスレス)」との再生に対応した。なお、WMA/AACのDRMには対応していない。
そのほかにも、「Heavy」「Pop」「Jazz」「Unique」の4パターンと、「5バンドイコライザ」のカスタムモードを2つ用意。また、3Dプロセッサーで変換する「バーチャルホンテクノロジー(VPT)」では、「Studio」、「Live」、「Club」、「Arena」の4つのモードをプリセットしている。
外形寸法と重量は両モデル共通で、87.2~88.1×14.9~17.0×27.4mm(幅×奥行き×高さ)、約47gとなっている。
■「NW-S700F/NW-S600」用周辺機器
製品名 | 機能/特徴 | 発売日 | 店頭予想価格 |
スタンド「BCR-NWS700」
|
NW-S700F/NW-S600専用スタンドで、ホワイトとブラックの2色のアタッチメントが付属する。ネットジューク「NAS-D50HD/M70HD/M90HD」に対応。重量約77g |
11月18日 |
2,000円前後 |
クレードル「BCR-NWU3」
|
ACアダプタが付属し、USBを経由せずに充電可能。ラインイン/アウトも装備し、W-S700F/NW-S600で録音することが可能。重量約128g
|
11月18日 |
5,000円前後 |
録音用ケーブル「WMC-NWR1」
|
WM-PORT、録音機能搭載ウォークマンで録音を行なうケーブル。録音レベル切り替えスイッチも装備する。ケーブル長は60cmで、入力端子はステレオミニプラグ
|
10月21日 |
1,300円前後 |
Bluetoothトランスミッタ 「WLA-NWB1」
|
NW-S700F/NW-S600専用Bluetoothトランスミッタ。電源はウォークマンから供給され、AVRCP対応機器からウォークマンのリモコン操作も可能。最大通信距離は約10m。最大外形寸法は約29×28×7mm。重量は約5g。
|
11月18日 |
7,000円前後 |
レザーネックストラップ 「STP-NWN3」
|
本皮仕様のネックストラップ。ホワイトとダークブラウンの2色を用意。長さ調整が可能なストラップや、取り外しが可能なセ-フティジョイントを採用している
|
ホワイト:10月21日
ダークブラウン:11月18日
|
2,000円前後 |
レザーケース 「CKL-NWS700」
|
本皮仕様のケース。ホワイトとダークブラウンの2色を用意。レザーネックストラップ「STP-NWN3」と組み合わせて使用することを想定したカラーと質感を採用している
|
ホワイト:10月21日
ダークブラウン:11月18日
|
3,300円前後 |
クリアケース 「CKH-NWS700」
|
NW-S700F/NW-S600専用のクリアケース。ケースに入れたまま本体操作が可能。ネックストラップとの併用もできる
|
11月18日
|
2,800円前後 |
クリップ 「CLP-NWS700」
|
NW-S700F/NW-S600専用の金属製クリップ。ケース部はポリカーボネート製。装着したまま本体操作が可能だが、ホールドスイッチのみ操作できない。重量は約9g
|
10月21日
|
1,500円前後 |
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200610/06-1012B/
□関連記事
【5月25日】ソニー、AAC対応のスティック型ウォークマン
-USB直挿し可能。SonicStage CP付属
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060525/sony1.htm
【3月1日】ソニー、40GB HDD「ネットジューク」新モデル
-MD/MS Duoスロット非搭載で実売65,000円
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060301/sony.htm
【2005年8月25日】ソニー、AACに対応した「SonicStage CP」
-CONNECT Playerのインテリジェント機能も搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050825/sony1.htm
【2005年3月8日】50時間再生/MP3対応「ネットワークウォークマン」
-3分充電3時間再生。1GBで2万円の廉価モデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050308/sony1.htm
(2006年10月12日)
[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|