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「マウスコンピュータ」ブランドのPC製造/販売事業などを行なう株式会社MCJは30日、同社の100%子会社となる株式会社iriver japanを設立。現在「iriver」ブランドのオーディオプレーヤーを販売しているアイリバー・ジャパン株式会社の業務を、新会社に移管して、市場展開すると発表した。 iriverは、韓国ReignComが開発/製造/販売するオーディオ/メディアプレーヤーブランドで、従来アイリバー・ジャパンが展開していた。しかし、ReignComが海外事業戦略を転換したことから、MCJが受け皿会社を設立し、今後新会社iriver japanを基点としてiriverブランドを最大限活用することで基本合意に至ったという。iriver japanの資本金は1,000万円。 MCJでは、PCを取り巻くポータブルデバイスの進化や拡大にあわせて、グループ事業戦略の一環として携帯型マルチメディアプレーヤーの製造/販売の可能性を探っていたことから、iriverブランドの活用を決定。今後、ReignComと日本国内におけるiriverブランドの独占的使用権取得に向けて交渉を進め、後日正式に販売店代理店契約を締結する予定という。 さらに、新会社にてReignCom製MP3プレーヤーの販売を行なうとともに、通信/音楽配信/動画配信市場への参入を見据え、「iriverブランドを関した高機能型複合ポータブルデバイスの開発/製造/販売を目指す」という。また、同社のグループ会社 株式会社ユニティを通じて台湾ASUSTeKの連携を高め、「デザイン性や付加価値の確保を目指していく」としている。
iriver japanの第1弾製品として、ポータブルメディアプレーヤー「Clix」(従来モデル名はU10)の2GBモデルを直販サイト「iriver eストア」限定で発売。直販価格は19,980円。 U10の内蔵メモリを2GBに拡充したほか、画面の描画性能向上し、再生中の楽曲ジャケット表示機能などを追加。また、MacroMedia Flash Lite 2.0をサポートし、Flash Lite 2.0対応のゲームなどが利用可能となった。 そのほかの仕様はU10とほぼ共通で、2.2型/320×240ドットの液晶ディスプレイを搭載。MP3/WMA/ASF/OGGの再生に対応するほか、MPEG-4動画の再生をサポートする。バッテリは内蔵リチウムポリマで、連続再生時間は約25時間(MP3)/約5時間(MPEG-4 SP/320×240ドット/15fps)。外形寸法は69×47×16.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約69g。 □iriver japanのホームページ ( 2006年10月30日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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