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松下電器産業株式会社は2日、プラズマディスプレイパネル(PDP)全製品で無鉛化を実現したと発表した。PDP全製品の無鉛化は世界初という。 同社の2006年度新製品ではPDPの無鉛化を進めてきたが、今秋投入製品をもって、全世界で市場展開する同社のプラズマテレビやモジュールの全140機種で無鉛化を達成した。 従来のPDPでは、電極や誘電体層、シールフリット部などの材料を順次ガラス基板に積層するために、各材料の軟化点調整に鉛が使われてきた。 同社では、無鉛化に向け、ビスマスなどの比較的特性の近い元素の採用や、独自開発の添加剤の配合などにより、従来と同等の特性と信頼性を両立する新材料を開発。さらに、生産工程においても、熱プロセスの見直しなどにより、品質の確保と生産の安定性を両立。全てのPDP生産工場への導入を完了し、PDP新製品で無鉛化を実現したという。 □松下電器のホームページ ( 2006年11月2日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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