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ヤマハ株式会社は、スタジオ向けモニタースピーカーのフラッグシップモデル「MSP7 STUDIO」など「MSP STUDIOシリーズ」3機種を12月に発売する。価格は、「MSP7 STUDIO」が66,150円、下位モデルの「MSP5 STUDIO」が34,650円、アクティブサブウーファの「SW10 STUDIO」が92,400円。
■ MSP7 STUDIO
1980年代に録音スタジオで使われた「NS10M」 、「NS10M-STUDIO」を開発したチームにより製品化された、モニタースピーカーシリーズの最上位モデル。ウーファ部80W、ツイータ部50Wのバイアンプ仕様。同社は「中規模プロジェクトスタジオ環境に最適」としている。 ユニットは6.5インチ径ウーファと1インチ径チタンドームツイータの2ウェイ。エンクロージャはバスレフ型で、音響用プラスチックによる一体成型。ラウンド形状のバッフルを採用し、回折現象の防止を図っている。 ツイータのマウントは内側から行なうことで筐体との一体化を図り、フレームの鳴きを抑制。原音に忠実な再生が行なえるという。磁気回路は、磁力線の方向をそろえることで音の劣化を防ぎながら防磁効果を得るという「Advanced Magnetic Structure」を採用する。 再生周波数帯域は45Hz~40kHz(-10dB)、出力音圧レベルは106dB(軸上1m)。入力はXLRバランス端子で、HI/LOWのトリムスイッチにより各帯域の調整も可能。80/100HzでのLOW CUTスイッチも備える。外形寸法は218×235×330mm(幅×奥行き×高さ)。重量は12.2kg。
■ MSP5 STUDIO
同じくバイアンプ仕様のアクティブモニタースピーカーで、アンプ出力はウーファ部40W、ツイータ部27W。ユニットは5インチ径ウーファと1インチ径ツイータの2ウェイ構成。エンクロージャはバスレフ型。 ツイータ側に採用したウェーブガイドホーンにより、音の反射や相互干渉を防ぎ、、均一な円形指向パターンを実現したという。トリムコントロールも搭載。本体底面にM5ネジ穴(60mmピッチ)を備え、天井や壁にも設置可能。 再生周波数帯域は50Hz~40kHz、出力音圧レベルは101dB(軸上1m)。入力は、XLRのバランス端子に加え、PHONE端子も装備する。外形寸法は179×208×279mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.9kg。
■ SW10 STUDIO
サブウーファ用にチューニングされた出力180Wの低域用パワーアンプを内蔵するアクティブサブウーファ。ウーファユニットは10インチ径、エンクロージャはバスレフ型。再生周波数帯域は25~150Hzで、出力音圧レベルは111dB(軸上1m)。 入力はXLRのバランス端子を3系統備え、各入力にはスルー出力も用意。40Hz~120Hz/連続可変式のローパスフィルタも搭載する。位相を逆転するフェイズスイッチも装備。外形寸法は328×476×459mm(幅×奥行き×高さ)、重量は26.5kg
□ヤマハのホームページ
(2006年11月8日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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