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日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(日本TI)は8日、同社のオーディオ用DSP「Aureus」(オーリアス)シリーズに、「ドルビーデジタル Compatible Outputテクノロジー」を搭載し、メモリインターフェースを高速化した新「TMS320DA710」と「TMS320DA708」の2モデルを追加すると発表した。 8日より出荷を開始。サンプル価格は動作周波数やロット数などで異なり、275MHz駆動のDA710が1万個ロット時で16.05ドル/個、300MHz動作品は21.63ドル/個。266MHz動作のDA708が13.52ドル/個など。 単体のオーディオ機器や、フルハイビジョン対応の大型テレビ、次世代DVDプレーヤーなど、マルチチャンネルデコード処理や高速なエンコード処理が必要になるAV機器向けのオーディオDSP。従来モデルと比べて演算性能を向上したほか、メモリインターフェイスも高速化し、SDRAMと最大133MHzで接続可能。 ドルビーデジタルのデコードに対応する「ドルビーデジタル Compatible Outputテクノロジー」を採用。ドルビーデジタル認証も取得済みで、デジタルオーディオ入力を備えるドルビーデジタル対応機器との互換性にも優れるという。 オーディオミキシング機能は、デュアルオーディオストリームに対応。例えば、映画などで、通常のオーディオトラックに加えて、後からダウンロードしてきた追加トラック(副音声コンテンツ)をミックスしながらの再生などが行なえる。さらにこれらトラックに加えて、画面上で操作した音(ボタン・サウンド)も追加した3トラックミキシングも利用できる。 ミキシング機能のほかにも、バーチャルサラウンドやヘッドフォンサウンドなど、各種音響効果については、メーカーがカスタマイズして追加できる。 DA710は256ピンのBGAパッケージ、DA708はRFPパッケージで供給する。 □日本TIのホームページ ( 2006年11月10日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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