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独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は15日、一部のテレビやHDD/DVDレコーダ、ビデオデッキに付属するリモコンについて、海外製のリモコン付き電気ストーブのヒーターが点灯するなどの誤作動を起こすことを確認。火災など事故防止のため、注意を呼びかけている。 なお、国内の家電メーカー間では制御コードの相互調整が行なわれているほか、リモコンでヒーターを点灯できる電気ストーブは、日本では製造されていないという。 該当の電気ストーブは2機種で、いずれも中国製のカーボンヒーター。上記リモコンによる特定の操作により、ヒーターの点灯や出力強度の切り替え、首振りなどの動作が起こることが確認されている。 ヒーターの誤作動が確認されたリモコンは、ソニーの液晶テレビ「KDL-L32RX2」などに付属するジョグダイヤル搭載リモコン「RM-J1004」や、シャープのテレビに付属する「GA226WJSA」、シャープのHDD/DVDレコーダに付属の「GA389PA」、日立のHDD/DVDレコーダ「DV-DH400T」に付属のDV-RMDH400T」、シャープのビデオデッキに付属する「GA016TEV1」。 原因は、「輸入品の電気ストーブの赤外線リモコンに使われている信号(制御コード)が、他の家電製品の制御コードと部分的に一致したため」としている。誤作動の内容は下表の通り。
テストには、国内家電メーカーの赤外線リモコンのうち、テレビ用リモコン9社9銘柄、HDD/DVDレコーダ用リモコン9社9銘柄、ビデオデッキ用リモコン4社4銘柄を使用。リモコンのすべてのボタンを押し、電気ストーブが誤作動するか確認した。 電気ストーブは、中国/台湾/韓国で製造されたハロゲンヒーターやカーボンヒーターの13機種でチェックが行なわれた。なお、テストされた電気ストーブは2005年1月に大阪府内の家電量販店で購入したもの。
(2006年11月15日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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