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日立、地上/BS/110度CS対応のハイビジョンレコーダ「Wooo」
-i.LINK、ミルカモ予約や、5倍速RAM対応マルチドライブを搭載


DV-DH400T(上)
DV-DH250T(下)

10月下旬発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:安心コールセンタ
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 株式会社日立製作所は、DVDレコーダ「WOOO(ウー)」シリーズの新モデルとして、地上/BS/110度CSデジタル放送に対応したハイビジョンDVDレコーダ2モデルを10月下旬より発売する。250GB HDD搭載の「DV-DH250T」と、400GB HDD搭載の「DV-DH400T」の2モデルが用意され、価格はともにオープンプライス。店頭予想価格は、DV-DH250Tが16万円前後、DV-DH400Tが20万円前後の見込み。

DV-DH400Tでは日立GST製の400GB HDDを搭載する

 地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを搭載。デジタル放送のHDDへのハイビジョン録画が可能となっている。HDDは日立グローバルストレージ(日立GST)製で、HDD容量は「DV-DH250T」が250GB、「DV-DH400T」が400GB。

 ともに、クリア素材を基調にしたデザインを採用し、400GBモデルでは、フロントにアルミ押し出し材を採用することで、質感の向上を図っている。


DV-DH400T DV-DH250T

DV-DH400Tの背面。地上デジタル、BS/110度CSデジタルチューナやi.LINKを装備

 両モデルの違いはHDD容量とデザインのほか、「DV-DH400T」ではゴーストリデューサ搭載の地上アナログチューナを採用し、DH400Tのみ背面のS映像/コンポジット出力端子などを金メッキ加工している。また、前面にデジタルカメラを接続できる拡張端子(USB)を備えている。

 DVDドライブは日立エルジーデータストレージ製のDVDマルチドライブ。DVD-RAM/RW/Rへの録画/ダビングに対応し、DVD+R/RWの読み込みも可能となっている。コピーワンス放送のDVD-RAM/RWへのムーブ/直接録画にも対応する。なお、カートリッジ付きのDVD-RAMには対応しない。


DVDマルチドライブを搭載する リモコン DV-DH400TのみUSB端子を前面に装備する

 ドライブの速度はDVD-RAM 5倍速、DVD-RW 4倍速、DVD-R 8倍速で、ダビング/ムーブ速度はDVD-RAMが最大30倍速、DVD-RWが最大24倍速、DVD-Rが最大40倍速(EPモード番組利用時)。同社では30倍速ダビングを「世界最速」としている。

 録画モードはデジタル放送専用のTS HD/TS SDと、XP/SP/LP/EPの6モードが用意される。TS HDで記録した場合、「DV-DH400T」で最大約40時間の録画が可能となっている。DVDへの録画にはXP/SP/LP/EPの4モードを利用する。ダビング中の録画実行も可能となっている。

地上/BS/110度CSデジタル放送のEPGに対応する

ミルカモ予約画面

 録画予約はデジタル放送ではEPGを利用。地上アナログ放送用のEPGは搭載せず、Gコード予約となる。録画予約数は最大42番組/月。また、録画時間とチャンネルを指定するだけで録画予約が行なえる「ミルカモ予約」も搭載している。

 ミルカモ予約の機能も強化され、24時間の番組の録画予約に対応。連続した6時間/1週間分の録画予約と過去1週間の録画済番組情報を1画面に表示し、予約したい予備と時間帯にカーソルを合わせ、リモコンのチャンネルボタンを押すだけで、予約録画が行なえる。一度予約した番組は次週移行も自動的に予約録画される。そのため連続ドラマなどの帯番組録画に活用できるという。

 ミルカモ予約では、新たにEPGとの連動機能を搭載し、予約画面や録画番組に番組名が自動入力されるようになった。なお、ミルカモ予約では、録画後2週間以上経過した番組は自動消去されるため、録画した番組を保存しておきたい場合は自動保存されない「ディスクナビゲーション領域」に移動する必要がある。

ディスクナビゲーションの「サムネイル表示」 ディスクナビゲーションの「リスト表示」

 録画日時やチャンネル/タイトルなどから録画番組検索が行なえる「ディスクナビゲーション」では、サムネイル表示/リスト表示が可能となっている。また、番組内の再生画面を分単位で指定して、頭出しできる「タイムナビ機能」も搭載する。HDD/DVD-RAM録画時には追いかけ再生や同時録画再生も可能となっている。

 また、TS HD/TS SDモードでの録画番組は、1.5倍速音声付早見再生や、0.8倍速再生の「ゆっくり再生」なども利用できる。DVD再生時にはプログレッシブ出力も可能。3次元Y/C分離回路や3次元DNRなどの高画質録画機能も備えている。

 出力端子はD4×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、光デジタル×1。入力端子はS映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3を備えている。

 また、Ethernet端子やモジュラー端子に加え、i.LINK端子×2を装備し、D-VHSなどへのムーブが行なえる。なお、対応機器については「基本的にはD-VHS用。ブルーレイレコーダへの対応などは検討中」という。

 SDメモリーカードスロットを搭載し、デジタルカメラ画像の読み込みなどが行なえる。また、DV-DH400Tのみ前面にUSB端子を備えており、デジタルカメラを接続し、画像表示などが行なえる。ただし、HDDへの画像保存などは行なえない。消費電力は49W(DH400T)/47W(DH250T)。外形寸法は430×330×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.4kg。


商品企画 山内氏

 発表会では、商品企画担当の山内氏が新レコーダの特徴を解説した。

 山内氏は、同社のプラズマテレビ向けのハイビジョン対応のHDDレコーダ内蔵モデルのユーザーのアンケートを結果を紹介し、「多くの人がハイビジョン録画の容量に不足を感じている」という。

 また、録画ジャンルも多岐にわたっており、そのため、HDDの大容量化とミルカモ予約による帯番組の予約機能、EPGやフリーワードの絞込み検索などの搭載で、「ユーザーニーズに応えた」とした。また、日立LGのDVDマルチドライブや、日立GSTの大容量HDDの採用など、グループ各社の強みを生かした製品化で差別化を行なっていくと説明。高速ダビングやEPG、ミルカモ予約などの新Woooレコーダの魅力を解説した。

大容量HDDや毎週予約などのユーザーニーズに対応 グループ会社の特徴を生かしたレコーダ戦略を展開 DVD-RAMの30倍速ダビングは世界最速
ミルカモ予約の特徴

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/08/0805b.html
□ニュースリリース(PDF)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/08/0805b_0805b.pdf
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(2004年8月5日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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