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有限会社スタックスは、コンデンサ型ヘッドフォンに接続するドライバユニット2モデルと、既発売ヘッドフォン「SR-303」を新製品のドライバユニットとセットにしたモデルを11月10日に発売した。価格は、ドライバユニットの上位モデル「SRM-727A」が138,600円、下位モデル「SRM-323A」が57,750円、ヘッドフォンとSRM-323Aのセット「SRS-3050A」が91,350円。 ■ SRM-727A
同社のコンデンサ型ヘッドフォンと組み合わせて使用するドライバユニットの新モデルで、ドライブ段は半導体出力。出力端子は5ピンの「PROバイアス」タイプで、対応するヘッドフォン(イヤースピーカー)は、SR-007/404/303/202/003。 新開発の出力段無帰還(NON-NFB)回路を搭載。Aクラス出力段のピュアバランス・DCアンプ構成となっている。出力段のエミッターフォロワーの低インピーダンス化を実現し、高域のダイナミックレンジを大幅に拡張したという。 入力段は、ローノイズFETを採用した2段増幅回路で、純度/解像度が高く、自然な開放感のある再生が行なえるという。そのほか、外部にアッテネータやプリアンプを接続する場合に、ボリュームユニットの重複を回避するダイレクトスイッチも搭載する。 入力はアナログ音声1系統(RCAまたはXLR選択)で、XLR入力時や、高出力なプレーヤーなどとの接続でも音量調整をしやすくするため、増幅度は低く設定したとしている。信号のスルー出力も搭載。 筐体にはアルミを使用し、フロントパネルにはヘアライン仕上げを施した。周波数特性はDC~115kHz(SR-007またはSR-404、1台使用時)。増幅度は54dB。最大出力電圧は450V RMS(1kHz)。入力インピーダンスは50kΩ(RCA)、50kΩ×2(XLR)。外形寸法は195×420×103mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.2kg。
□製品情報
■ SRM-323A
SRM-727Aと同じく、SR-007/404/303/202/003のヘッドフォンに対応するドライバユニットで、出力段無帰還回路は搭載しない下位モデル。 パワートランスをハイスピード/大容量化し、ダイナミックレンジを拡大。出力段にはエミッタフォロワーを採用。入力段はローノイズFETを使用した2段増幅回路。
入力はアナログ音声(RCA)1系統。信号のスルー出力も搭載する。筐体にはアルミを使用し、フロントパネルのヘアライン加工も施されている。 周波数特性はDC~60kHz(SR-303、1台使用時)。増幅度は54dB。最大出力電圧は400V RMS(1kHz)。入力インピーダンスは50kΩ(RCA)。外形寸法は150×360×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.9kg。
□製品情報
■ SRS-3050A
SRM-323Aと、コンデンサ型ヘッドフォン「SR-303」(33,600円)のセットモデル。なお、それぞれ単体で購入した場合と価格は同じ。 「SR-303」は、上位モデル「SR-404」と同じ高分子フィルムの振動板を採用するヘッドフォンで、同社製品では中級モデルに位置する。周波数特性は7Hz~41kHz、出力音圧レベルは100dB/100V RMS。 イヤーパッドは高浸透性レザーで、ケーブルには低容量PC-OCC導体を採用する。ケーブルを含む重量は450g。
□製品情報
(2006年11月15日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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