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株式会社コルグは、DSD形式で録音が可能なポータブルレコーダ「MR Style」2モデルの価格を決定した。ハンディサイズの「MR-1」が75,600円、5.6448MHzでの録音も可能な「MR-1000」が147,000円。 両機種は幕張メッセで行なわれているInterBee 2006で正式に発表。10月の発表時、両製品の発売時期は12月下旬としていたが、「MR-1000」はHDD容量が当初予定の20GBから40GBに変更され、発売時期は2007年1月下旬発売に延期。なお、MR-1000のHDD容量と、後述するMR-1の外形寸法以外に変更はない。
いずれも、SACDなどで使われるDSD形式(2ch)でHDDに録音が可能なポータブルレコーダ。MR-1では、DSDで最大2.8224MHzの録音が行なえるほか、WAVで最大24bit/192kHz、MP3で44.1kHz/192kbpsの録音が可能。MR-1000では、DSDでの5.6448MHz録音に加え、WAVで最大24bit/192kHzに対応する。 HDD容量はMR-1が20GB、MR-1000が40GBで、録音時間はそれぞれ最長約30時間(16bit/44.1kHzのWAV)、約62時間(同)。連続録音時間はいずれも約6時間となる。 電源は、MR-1が内蔵リチウムイオンバッテリまたはACアダプタ経由で供給し、内蔵バッテリを使用した場合の連続録音時間は約2時間30分。MR-1000では、ACのほかに単3電池8本での駆動も行なえる。電池駆動の場合は約4時間の連続録音(DSD時)が可能。
両機種とも、パソコンとはUSB 2.0で接続し、マスストレージクラスに対応。付属ソフト「AudioGate」でWAVへの変換できる。同ソフトでは、WAVからDSDへの変換も行なえるほか、ファイルの分割/結合や、フェイド処理、ゲイン設定なども可能。AudioGateの対応OSはWindows XPと、Mac OS X 10.3.9以降。 外形寸法と重量は、MR-1が120×64×24mm(縦×横×厚さ)、200g(バッテリ含む)。MR-1000が192×170×56mm(幅×奥行き×高さ)、約1kg(バッテリを除く)。MR-1にはステレオコンデンサーマイク「CM-2M」が付属する。
(2006年11月17日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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