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社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)はテレビ局など23団体と共同で、動画共有サイト「YouTube」に対し、映像作品の無許諾アップロードによる著作権侵害行為を防ぐ具体策の実施を要請。12月4日付で書面にて送付したと発表した。 要請を行なったのはJASRACや社団法人日本映像ソフト協会(JVA)などの業界団体のほか、テレビ局などの放送事業者や映像製作事業者を含む、著作権関係権利者の合計23団体/事業者。 YouTubeに対しては、10月20日に無許諾の動画ファイル約3万件の削除を要請。さらに、11月17日には関係者間で意見交換会を実施しており、YouTubeへの対策要請を行なうこととなった。 防止策を要請する理由として「権利者からの削除手続きであるNotice & Take Downが、大量の違法アップロードのためうまく機能しなくなっている。サービス現状に鑑みれば、YouTubeは権利者からの手続きを待つのではなく、著作権侵害行為を予防する責任があると考える」と説明しており、投稿作品が適切な権利者からのものであることを識別できるシステムの構築を要請。 さらに、上記措置を講じるまでに以下の暫定的な対策を行なうことを求めた。
今回の要請文に対する回答期限は12月15日までと設定。回答があり次第、再度意見交換会を行ない、回答内容を検討するとしている。
(2006年12月5日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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