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ハンファ・ジャパン株式会社が展開する「DIGITAL COWBOY」は12日、「TOKYO STYLE」ブランドの新製品として、VIA製コントローラを搭載する高品質サウンドカード「DCS-SEV24/PE(S010)」を12月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,800円前後の見込み。
オーディオコントローラーにVIAの「VT1724」(ENVY24HT)を採用したサウンドカード。インターフェイスはPCI Express×1。 最大24bit/96kHzの7.1ch出力に対応。入力は24bit/96kHzの2chをサポートする。出力のS/N比は108dB(ステレオ)、103dB(サラウンド)。入力は102dB。出力端子は光デジタル、同軸デジタル、アナログマルチチャンネルを各1系統用意。入力は光デジタル、同軸デジタルを各1系統、アナログを2系統(マイク、ライン入力)備える。サラウンド機能はQSound 3Dに対応している。 電源回路やPCI Expressバスからの電源入力のノイズ除去回路、カップリングコンデンサには、ルビコンのアルミ電解コンデンサ「ZL/MCZシリーズ」を実装し、さらに高周波ノイズのフィルタには、村田製作所の積層チップセラミックコンデンサを併設することで、PC側の余分なノイズを完全に遮断するという。
デジタルとアナログ回路を完全分離した基板デザインを採用。基板の裏側に黒い電磁波除去プレートを装着したり、PC内の電磁波を集めてしまうピンヘッダを除去、電源ラインにノイズ除去フィルタを搭載するなど、ノイズ除去を徹底して行なっているという。 DACとADCには音響メーカーのオーディオカードでも搭載される、Wolfsonの「WM8766/8776」を採用。ステレオだけでなくサラウンドに対しても高品質な音を提供するという。 デジタル出力には、Cirrus Logicのインターフェイスレシーバー「CS8415A」を採用。低ジッターの「クロック・リカバリ・メカニズム」を内蔵し、クリーンなクロック信号が生成可能。また、デジタルオーディオ用トランスには、PLX Technologyの「PEX-811」を採用する。
さらに、ソケットタイプでユーザーが交換可能なオペアンプを採用。標準では新日本無線の「NJM4580D」を搭載しており、アップグレード用オプションとして「NJM2114DD」や「NJM5532DD」、バーブラウンの「OPA2277」や「OPA2604」などのハイクオリティなオペアンプも順次発売していく予定。 「TOKYO STYLE」は10月に新設した自作PC向けパーツブランド。趣味性や品質、安定性、高機能、堅牢性などを追求し、いずれのモデルにも「リファレンスデザインをなぞるだけではない、こだわりのある回路設計」や「製造メーカーの実績、特性、品質データを吟味したパーツを導入していく」という。 □DIGITAL COWBOYのホームページ ( 2006年12月12日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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