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株式会社アイ・オー・データ機器は、7月に発売した米Sling Mediaのネットワーク映像配信ユニット「Slingbox」(スリングボックス/SB100-120)の映像を、ウィルコムのW-ZERO3やW-ZERO3[es]で視聴可能にする「SlingPlayer Mobile」の体験版を12月15日より公開した。 「SlingPlayer Mobile」の対応機種はW-ZERO3(WS003SH/WS004SH)、W-ZERO3[es](WS007SH)。対応OSはWindows Mobile 5.0 for PocketPC。 低い帯域でも最適化された映像配信を実現したとしており、W-ZERO3やW-ZERO3[es]においても最適な画質で再生できるという。フル画面表示もサポート。PHS/無線LANのどちらでも視聴が行なえる。また、対応レコーダやSTBは従来のPC向けソフト「SlingPlayer」の最新版と同じ。 体験版の公開に合わせ、Slingboxの新規購入者全員に体験版から正式版への無償アップグレードを行なうキャンペーンも2007年2月15日まで実施。なお、正式版リリースについて同社は「体験版の試用期間(60日間)のうちに告知を行なう予定」としている。 そのほか、開発中のMacintosh対応の再生ソフト「SlingPlayer for Mac」(英語版)を非サポートのパブリックβ版として公開。対応OSはMac OS X 10.4で、10.3も近日サポート予定としている。 Slingboxは、アナログテレビチューナを内蔵した映像配信ユニット。S映像/コンポジットとアナログ音声入力も備えており、チューナで受信/入力した映像と音声をインターネット経由で配信。パソコン用クライアントソフトが同梱されており、パソコンで視聴が可能。自宅のレコーダ内のコンテンツを海外から視聴することもできる。 配信には独自のストリーミング技術「SlingStream」を採用。接続速度を継続的に監視することで、帯域に合った映像圧縮率を動的に調整。常に最適な映像クオリティを確保できるという。
(2006年12月15日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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