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2007 International CES【ブースレポート】
-JBL新ヘッドフォン、Klipschの無線2.1chシステムなど


会期:1月8日~11日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
    Sands Expo
    The Venetian


 2007年も、CESではiPodなどポータブルプレーヤーのユーザーをターゲットにした製品が多数登場した。ヘッドフォンやスピーカーなど、ポータブル機器向けの新製品を発表していたHarmanとKlipsch、DYNAUDIOのブースを紹介する。


■ Harmanはヘッドフォン/イヤフォン新製品

JBL Reference 420

 Harman Consumer Groupのブースでは、12月より米国で発売され、日本を含む海外でも順次発売されるというJBLのヘッドフォンや、harman/kardonのイヤフォン、iPodスピーカーなどが出展された。

 JBL Reference 420は、同社が中型サイズとする102mm径のハウジングのヘッドフォン。感度は91dBで、周波数特性は10Hz~20kHz。最大入力は50mW×2ch。インピーダンスは32Ω。価格は約149ドル。

 プラグはステレオミニ。ケーブルは片出しで、長さは1m。1.5mの延長ケーブルも付属する。ケーブルを除く重量は170g。

 harman/kardonのイヤフォンとして、バランスド・アーマチュア方式のドライバを搭載したモデルなど、3製品を展示。「EP730」、「EP720」、「EP710」を用意し、価格はそれぞれ約199.99ドル、約149.95ドル、約99.95ドル。カラーはいずれもブラックとホワイトを用意する。

 3製品とも、トリプルフランジのイヤピースを採用して遮音性を高めており、筐体デザインは共通。バランスド・アーマチュア方式のドライバは上位モデルの「EP730」と「EP720」のみ搭載で、「EP710」はダイナミック型のドライバとなっている。

EP730 EP720 EP710

 また、「E730」のみ、「Hi-Fidelity」と「Bass Boost」のモード切り替えとボリュームコントロールが行なえるスイッチをイヤフォンコード部に備えている。周波数特性は「E730」と「E720 」が20Hz~15kHz、「E710」が5Hz~16kHz。

Go+Play

 そのほか、日本でも発表されたharman/kardonのiPod用アクティブスピーカー「Go+Play」も展示。アンプ出力は総合120Wで、ツイータ用とウーファ用に各30W×2chのバイアンプ駆動。S映像出力を備え、第5世代iPodの映像を外部ディスプレイに出力できる。

 周波数特性は40Hz~20kHz。ステレオミニ入力を備え、iPod以外のプレーヤーも接続可能。再生しながらiPodの充電も行なえる。ACアダプタからの給電以外にバッテリ駆動にも対応し、連続再生時間は約8時間。重量は1.8kg。リモコンが付属する。


天面にiPod用のドックコネクタ S映像出力を備える 付属リモコン

そのほか、日本でも発売中の2.1chスピーカー「spot」用の着せ替えユニットも参考展示された


■ Klipschがデジタルワイヤレスの2.1chシアター

CS-700

 Klipschのブースでは、2.4GHz帯のデジタル無線伝送を用いた2.1chシアターシステム「CS-700」を展示。4月発売で、価格は約1,299ドル。

 CD/DVDプレーヤー内蔵のメインユニットと2.1chスピーカーで構成する2.1chシステム。スピーカーやサブウーファとの接続には2.4GHz帯のデジタル無線を採用しており、「CD並みの音質が無線で伝送できる」としている。

 また、大きな特徴として、別売りのiPodスピーカー「RoomGroove」(4月発売/約349ドル)に対して無線伝送することも可能。さらに、「RoomGroove」同士でもiPodなどの音声を無線伝送できる。通信できる「RoomGroove」は5台まで。

 CS-700は、サブウーファに出力200Wのアンプを内蔵。サテライトスピーカーは3インチ径ウーファと、0.75インチ径マグネット搭載のホーンツイータの2ウェイで、サブウーファは8インチ径ユニットを採用する。

 メインユニットのにはHDMI入出力を搭載するほか、AUX入力も備える。設定も簡略化されており、「10分間でセッティングできる」としている。

 RoomGrooveは、iPod用のDockコネクタを搭載するアクティブスピーカー。2.5インチのウーファと、ホーンツイータ各2基の2ウェイ。AUX入力により、iPod以外のプレーヤーからも音声入力が可能。本体は壁掛けにも対応する。

CD/DVDプレーヤーを内蔵するCS-700のメインユニット 無線伝送も可能なiPodスピーカーのRoomGroove

同シリーズの下位モデルとして、CS500(左)/CS300(右)も展示

iGroove SXT

 そのほか、日本ではヤマハが販売していたKlipsch製iPodスピーカー「iGroove」の新モデル「iGroove SXT」も4月に発売。価格は約149ドル。

 iPod用のドックコネクタを備えたアクティブスピーカーで、ユニットは2.5インチ径ウーファと、1インチ径ホーンツイータで構成する。

 第5世代iPodのビデオ出力用にS映像端子を搭載。背面にはAUX入力を備え、iPod以外のプレーヤーも接続可能。本体は壁掛けも行なえる。

 また、ワイヤレスヘッドセットなどを取り扱うJabraとKlipschがコラボレートした、ポータブルプレーヤー/携帯電話向けスピーカーもJabraのブースで公開。第1四半期末に発売予定で、価格は149ドル。内部に備えた2.5mmまたは3.5mmのプラグを利用してプレーヤーと接続、再生する。


■ DYNAUDIOがバイアンプ内蔵アクティブスピーカー

 DYNAUDIOのブースでは、4月に発売する2ウェイアクティブスピーカー「mc15」を展示。価格は1,299ドル(ペア)。ポータブルプレーヤーやPC、ゲーム機での使用をイメージしている。

 50Wアンプを左右チャンネルに2基ずつ搭載するバイアンプ駆動で、エンクロージャはバスレフ型。共鳴を大幅に排除し、ダイナミックな再生が行なえるという。

 ユニットは28mm径ソフトドームツイータと15cm径ウーファで構成する。いずれもピュアアルミのボイスコイルを採用。周波数特性は55Hz~21kHz、クロスオーバー周波数は1500Hz。端子はRCA。外形寸法は170×235×260mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7kg。

mc15 背面

□2007 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/

( 2007年1月12日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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