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auは、携帯電話の2007年春モデルを発表。ワンセグ視聴に対応した7モデルを含むWIN端末10機種を1月下旬以降に順次発売する。価格はオープンプライス。 16日に発表された新ラインナップは、全機種が「au LISTEN MOBILE SERVICE」(LISMO)に対応。ワンセグは7機種が対応するほか、うち東芝の「W52T」、「W51T」、シャープ「W51SH」はデジタルラジオの受信も可能。 2.4型/26万色の有機ELを備えた「MEDIA SKIN」や、ワンセグ連続視聴時間が5時間30分の「W51CA」、FMトランスミッタ内蔵の「W51SA」も用意。IPS液晶を3モデルが装備するほか、全10機種にヤマハの音質補正技術「DBEX」を搭載、ソニー製イヤフォンを同梱する。
■ 楽曲検索機能を強化。au Music Playerでビデオクリップ再生も
新機種発売に合わせ、音楽サービスLISMOにおいて、楽曲検索機能「LISMO Music Search」を2月上旬より追加する。対応機種は、16日発表モデルのうち、「W51P」を除く9製品で、サービス利用は無料。 従来、一部機種で対応していた音声認識による検索「聴かせて検索」、「うたって検索」の認識率を向上させたほか、歌詞の一部や、アーティスト名による検索も可能。さらに、あいまい検索や、検索結果に類似する曲を検出するサービスも用意する。 なお、従来の「聴かせて検索」(月額210円)ユーザーは、2月分より無料となる。対象機種以外には、Web版の「LISMO Music Search」を用意するが、利用できるサービスは機種により異なる。
楽曲再生を行なう「au Music Player」の機能も拡張。ビデオクリップ再生に対応するほか、再生楽曲に関するアーティスト情報などをテロップ表示可能となる。 さらに、コミュニティサービスの「うたとも」や、楽曲検索チケット購入サイト「au Ticket」で扱うライブチケットなどの情報取得なども可能となっている。 パソコン向けウェブサイトを閲覧する「PCサイトビューアー」も機能を拡張。ワイドVGA(800×480ドット)の機種(W51T、W51H)での表示に対応したほか、Flashコンテンツ再生や、キー操作によるマウスポインタ移動、タブブラウザ機能なども、対応機種で利用できる。
■ ワンセグ端末契約数は12月末で147万台
同社は、既に発表したCDMA 1Xの3機種や、「W43HII」と合わせ、春モデルは全14機種で展開。発表会で小野寺正代表取締役社長兼会長は「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)開始時期だった2006年秋冬モデルの17機種に次ぐ数」と述べた。 春モデルの特徴であるワンセグ対応機種の大幅な拡大については「2006年12月末時点で、ワンセグ対応機種の累計契約は147万に達した。このニーズに応えたい」とした。 また、映像に対するもう一つのこだわりとして、世界初となるQVGAサイズの有機ELを搭載した「MEDIA SKIN」を紹介。さらに、視野角などで優位性を持つIPSパネルを3機種に搭載したことで、「定評のある音楽サービスに加え、映像でも顧客満足にまた一歩近づいた」と述べた。 デザイナーは、2006年秋冬モデルに続き、坂井直樹氏が務めた。また、au design project第6弾となる「MEDIA SKIN」は、BMWや資生堂の空間デザインなどを手掛けた吉岡徳仁氏が担当。小野寺氏は「多彩で上質なデザインに仕上がり、映像とデザインの両方で新しさと美しさを表現した」と自信を見せた。
□auのホームページ
(2007年1月16日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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