加賀電子、無線LAN対応のDLPデータプロジェクタ －「TAXAN」ブランド第2弾「PSシリーズ」3モデル

3月発売 標準価格：オープンプライス

　加賀電子株式会社の連結子会社、加賀コンポーネント株式会社は、DLPデータプロジェクタの新モデル「TAXAN PS」シリーズ3製品を3月より発売する。

　価格はオープンプライスで、店頭予想価格は最上位モデル「KG-PS125X」が19万8,000円前後、「KG-PS120X」が15万9,800円前後、「KG-PS100S」が9万9,800円前後の見込み。

　1月に発売した「TAXAN U6」シリーズに続く「TAXAN」ブランドプロジェクタ第2弾製品。同社では「U6シリーズは低価格化を追求したコストパフォーマンスモデルだが、PSシリーズは機能重視のモデル」としている。

　最上位モデルのKG-PS125Xのみ、IEEE 802.11b/g準拠のSDカード型無線LANユニットを同梱。本体に備えるSDカードスロットに接続することで、専用ソフトをインストールしたPCと無線LANで接続し、PC上の画面をワイヤレスで出力可能な「ワイヤレスプレゼン機能」が利用できる。

　SDカードスロットにSDメモリカードを挿入し、カード内の静止画データを利用してプレゼンテーションが行なえるほか、USBストレージ機器の接続に対応するUSBホスト端子も搭載し、USBメモリなどを接続してプレゼンが行なえる「PCレスプレゼン」機能にも対応。表示可能な静止画ファイルはBMP/JPG/PNGなど。なお、KG-PS120X/100Sには、SDメモリーカードスロットやUSBホスト端子を搭載しない。

　このほかの3製品の主な違いは、パネル解像度と消費電力で、KG-PS100Sのみパネル解像度が800×600ドットで、KG-PS120X/125Xは1,024×768ドット。消費電力はKG-PS100S/120Xは定格280W、エコモード時は240W。KG-PS125Xのみ、定格300W、エコモード時は260Wとなる。

　その他の仕様は3製品とも同等で、0.55型DMDチップを搭載。レンズは光学1.15倍のマニュアルフォーカス/ズームレンズ(F2.45-2.62)。ランプ出力は230W、最大輝度は標準モード時で2,500ルーメン、エコモード時には2,000ルーメンとなる。

　カラーホイールは、独自の改良を施した「Advanced Color Wheel」(ACW)を搭載、ソフト制御の向上により、色再現性が向上し、鮮やかな映像表示を実現しているという。

　電源投入後、約18秒で映像を投映できるほか、電源オフ後にすぐに電源コードを抜いても、冷却ファンのクールダウンが持続する「クイックスタート/オフ機能」を搭載。また、画像投映後、約3秒で上下の台形歪みを自動補正する「オートキーストーン補正」機能も備える。

　背面端子類はコンポジット映像、S映像、コンポーネント兼用アナログRGB(D-sub15ピン)入力を各1系統、ステレオミニ音声入力を1系統装備。出力0.5Wのモノラルスピーカーも内蔵する。

　筐体についても同形状のものを採用。外形寸法は195×262×58mm、重量は約1.8kg。カード型リモコンなどが付属する。

□加賀電子のホームページ
http://www.taxan.co.jp/
□加賀コンポーネントのホームページ
http://www.kgcompo.co.jp/
□ニュースリリース(pdf)
http://www.taxan.co.jp/news/pdf/07.01.15.pdf
□製品情報(詳細については掲載されていない)
http://www.taxan-projector.com/products/ps.html
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【2006年11月21日】加賀電子、「TAXAN」ブランドでプロジェクタ事業参入
－「U6」シリーズ。2007年春/秋に高機能モデルを予定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061121/kaga.htm
【2006年2月23日】プラスビジョン、プロジェクタ事業を加賀電子に譲渡
－「PLUS」ブランドやDLPプロジェクタ開発は継続
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060223/plus.htm

( 2007年1月16日 )

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