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ガレージキットやプラモデル、完成品のフィギュアなど「造形」をテーマにした総合イベント、ワンダーフェスティバル 2007[冬]が25日、東京ビッグサイトで行なわれた。一般参加料は2,000円(ガイドブック付)。主催はワンダーフェスティバル実行委員会。 プロやアマチュアを問わず、様々なガレージキットの展示・販売をメインとしたイベントで、参加ディーラー数は約1,700に及ぶ。造形をテーマとしているが、アニメーションやゲームなどを題材とした作品が多く、各企業も参加しているため、映像作品の新情報なども合わせて発表されることの多いイベントとなっている。
■「装甲騎兵ボトムズ」が13年ぶりに新作アニメ化
'83年にテレビ東京系で放送され、リアルロボットアニメの最高傑作とも呼ばれる「装甲騎兵ボトムズ」。'94年にはOVA化もされた同作品が、実に13年ぶりに新作アニメとして制作されることが明らかになった。テレビアニメかDVD(OVA)になるのか、公開媒体は明らかになっていない。 タイトルは「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ(仮)」。2007年夏のスタートを予定しており、監督は当時のテレビアニメと同じ高橋良輔氏が担当する。この新作に合わせてボトムズを盛り上げるため、バンダイビジュアルやバンプレスト、マックスファクトリー、ホビージャパンなどの関係会社が共同で「ボトムズコミッティ」という組織を旗揚げ。ワンダーフェスティバル内に合同ブースを出展し、新作の概要を発表した。 発表会には高橋監督と、主人公キリコ・キュービィーを演じる声優の郷田ほづみ氏が参加。ステージ前には昔からのボトムズファンが多数集まり、熱いイベントとなった。
「装甲騎兵ボトムズ」はいわゆるロボットアニメに分類される作品だが、ヒロイックで強力な主人公ロボットは登場しない。AT(アーマード・トルーパー)と呼ばれるロボットは戦車のような量産兵器の1つとして登場し、使い捨てられていくというリアルな世界観が大きな話題を集めた。 主軸にあるのはギルガメスとバララントという銀河を二分する勢力の戦争。'83年のテレビシリーズでは、ギルガメス軍の一兵士であるキリコが、偶然軍の最高機密を目にしてしまったため、追われる身となり、幾多の戦場を放浪しながら、自身の出生に関わる壮大な謎に迫っていくという物語だ。
高橋監督によれば、新作はこの物語よりも少し前、キリコがまだ軍に所属していた頃の物語だという。気になる主人公だが、キリコ役の郷田氏も新作の詳細は知らされていないようで「キリコは登場するんですよね? セリフはあるんですよね?」と心配の様子。キリコは寡黙なキャラクターとして知られていることもあり「前のテレビシリーズでは、スタジオに行ってもセリフがほとんど無い回があって、あっても台本に“……”とだけ書かれていて、どうしようかと思った」などのエピソードを披露。会場から笑いを誘った。
そんなキリコだが、新作では当初、小隊の分隊長にする予定だったという。しかし、その設定ではセリフが多くなるため「こんなに良く喋るキリコはキリコじゃないと考え、一兵士に変更。小隊は5人なので、この時点でセリフは5分の1になっています」と笑う高橋監督。「けれどナレーションもお願いしているので、喋るところはありますよ」と付け加えた。タイトルからはペールゼンの役割が重要だと感じられるが、新作でもキリコが活躍することは間違いなさそうだ。
□ボトムズの公式ページ
■ 気になるフィギュアもチェック
フィギュアとDVDをコラボレーションした製品としては「フィギュアニメ」などが存在するが、ゲームやアニメの企画会社であるレッド・エンタテインメントと、フィギュアメーカーのグッドスマイルカンパニーは、ドラマCDとフィギュア、ブックレットをセットにしたコラボレーション企画「シュラキ」を発表した。 シリーズ第1弾の美城暁は8月発売予定で、価格は未定。フィギュアは1/8スケールの塗装済み完成品で、ベースとCD、ブックレットが付属。ドラマCDには声優の小清水亜美さんが参加している。
そのほか、会場で気になったフィギュアをピックアップして紹介する。
□シュラキの公式ページ
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□ワンダーフェスティバルの公式ホームページ
(2007年2月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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