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松下電器産業株式会社は2日、DVD関連の特許を侵害されたとして、台湾CMC Magnetics(CMC)などを提訴していた訴訟について、CMCと和解。提訴も取り下げたことを明らかにした。 この問題は、松下が保有するDVDディスクの構造に関する特許や、記録データの処理に関する特許などを、CMCと、米国にあるその関連会社2社が侵害したというもの。松下は2006年7月に、侵害行為の差し止めと損害賠償を求め、カリフォルニア州北部連邦地方裁判所に提訴していた。 両社はDVD±R/RWやDVD-RAM、CD-RWの光ディスクについて、10年間のクロスライセンス契約を締結することで和解。松下がCMCからロイヤリティを受け取ることになる。
今回の和解についてCMCのBob M.S. Wong会長は「双方が納得できる対価で和解できたことは大変喜ばしい。松下と共存共栄の道を歩んでいきたい」とコメント。松下の知的財産権担当役員の福島能久氏も係争の早期解決を歓迎するコメントを発表している。
□松下電器産業のホームページ
(2007年4月2日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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