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松下電器産業株式会社は、CATVで利用するセットトップボックス(STB)の新モデルとして、250GB HDD/レコーダ機能を備えた「TZ-DCH2800/DCH2810」を6月に発売する。価格はオープンプライス。CATV事業者向けに販売される。 同社では、HDDレコーダ機能を内蔵したCATV用STB「TZ-DCH2000」を2006年6月より販売しているが、TZ-DCH2800/DCH2810では地上デジタル放送のトランスモジュレーション方式のほか、新たにパススルー方式に対応した。両方式の対応により、CATV事業者が自身の放送サービス形態に合わせてSTBを提供可能となる。 TZ-DCH2800はケーブルモデムを内蔵、TZ-DCH2810はEthernetを装備し、FTTH型施設を利用する事業者でも利用可能とした。 地上/BS/CATVデジタルチューナを各2系統備え、2番組同時録画が可能。EPG機能の強化も図られ、視聴/録画履歴からユーザーの好みの番組をEPG上ですすめする「番組推薦機能」や、放送日や時間が一定でない連続ドラマを毎週録画する「探して毎回予約」などを搭載した。 薄型テレビ「VIERA」で採用している高画質化エンジン「新PEAKSプロセッサー」を搭載。i.LINKも装備し、i.LINK搭載のHDDレコーダやD-VHSなどを接続することで、コピーワンスコンテンツのムーブも可能。 出力端子としてHDMIも装備。音声と映像を1本で伝送できるほか、同社の「VIERA」シリーズと連携できる「VIERA Link」にも対応。STBの電源ON/OFFとVIERAの電源連動や、入力切替連動などが可能となる。 SDカードスロットも備え、デジタルカメラで撮影したJPEG静止画の表示も可能。HTMLブラウザも備えており、TVポータルサービスによる「アクトビラ」にも対応している。付属のリモコンはラウンドフォルムを採用した「新らくらくリモコン」。 なお、既発売のSTB「TZ-DCH2000」については、2006年度の出荷台数が当初予想の8万台を上回り、出荷10万台を達成。現在全国51局のCATV事業者事業者で採用されているという。 □松下電器産業のホームページ ( 2007年4月4日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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