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ソニーは9日、一部で報道された「次世代半導体事業の3社連合から離脱」についてコメントを発表。「共同開発の目的は達成している」とした。 同社は、東芝やNECエレクトロニクスと共同で、次世代半導体とされる45nm世代システムLSIプロセス技術を開発、2006年度末の開発完了を目指して進めていた。2006年12月の国際学会で量産技術の開発を3社で発表するなど、目的は達成したとしている。 また、「共同開発は、技術開発の確立を目的としたもので、量産に向けた設備投資などに関しては、当初から技術の確立後に各社の判断で行なうものとしていた」と説明。2月に「半導体事業への投資は大幅に削減する」と発表した通り、設備投資は慎重に検討するという。 同社はPS3に採用されている65nmプロセスのCellについては既に量産を行なっているが、半導体事業全体の方向性としては、より強い分野に集中する戦略を採ることを表明。集中領域としてはイメージセンサー、ゲーム、テレビ・ビデオ用システムLSIの3分野を挙げている。
( 2007年4月9日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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