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三菱電機株式会社は12日、液晶テレビ「REAL」の46/40型フルHDモデル「MZシリーズ」を含む家電製品群のコンセプト「ユニ&エコ家電」を記者向けに紹介。都内で体感イベントを行なった。 ■ ユーザーの声でテレビの狭額縁化を実現。秋に52型も
「ユニ&エコ」は、ユニバーサルデザインと環境(エコロジー)を合わせたコンセプトで、テレビを含む生活家電製品のうち、これらを重視した製品をカテゴリ化したもの。 ドラムの角度が動く洗濯機や、棚の位置が簡単に調整できる冷蔵庫などを「動く家電」、人の位置を見て空調の無駄を省くエアコンや、部屋/視聴者に合わせて明るさを自動調整する液晶テレビを「見分ける家電」のキーワードで展開。特に、同社が画期的とする機能を備えたフラッグシップ機を中心に「ユニ&エコ認定家電」としてアピールするという。 具体的な取り組みとしては、企画から製品化までの期間に「使いやすさ」や「生活しやすさ」の観点から検証する「UDチェック」とフィードバックを繰り返す過程をほぼ全ての主力製品で実施。幅広いユーザーにとって使いやすい製品の実現を追求するとしている。
液晶テレビのMZシリーズにおいても、ユーザーからの声で多かったという設置サイズの問題などを重視。狭額縁化により「40型は従来の37型のスペースに、46型は42型のスペースに設置できる」(同社)としている。さらに、「DIATONE」技術を導入したスリムスピーカーについても、サラウンドスピーカーを置く場所に困るという意見を反映して実現したという。 なお、同シリーズにおいては52型モデルを今秋に発売することも明らかにしており、大型化にも対応。一方、2台目での利用などを想定する小型モデルの需要には、MZシリーズと同時に発表されたMXシリーズでのカバーを狙う。
■ ユニ&エコで「質を取る」販売戦略
コンセプト紹介のプレゼンテーションでは、家電事業部長の田代正登氏が「デザインの開発では、見た目だけでなく使い勝手のよさで他社との差別化を図る」と説明。また、「ほとんどが白物家電だが、なぜか黒もの(液晶テレビ)があるというのも三菱ならでは」とした。 新年度における家電製品(液晶テレビ含む)のシェア目標に関する質問に対しては「量を捨てるつもりはないが、ユニ&エコ家電を中心に、しっかりと質をとるのが販売方針」と述べた。
□三菱電機のホームページ ( 2007年4月12日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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