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ソニーは、250GBのHDDとCDドライブを内蔵し、「ソニー ルームリンク」や「エニーミュージック」にも対応したオーディオレコーダ「NAC-HD1」を5月21日に発売する。価格は110,250円。 250GBのHDDとCDプレーヤー、FM/AMチューナを内蔵した製品。CDからHDDへ楽曲を取り込み、ミュージックボックスのように利用できるほか、ネットワーク機能も備えており、音楽配信サービス「エニーミュージック」から楽曲を購入/保存することもできる。 同様のコンセプトの製品としてミニコンポ型の「ネットジューク」がリリースされているが、「NAC-HD1」は単品コンポのフルサイズに近い外形寸法430×290×110mm(幅×奥行き×高さ)の薄型筐体を採用。重量は約7.2kg。24bit/192kHz対応のDACを備えるなど、ピュアオーディオを意識したモデルとなっている。 フロントパネルに4.3型のカラーディスプレイを装備。各種操作が行なえる。HDD容量は250GBで、CDからのリッピングフォーマットはリニアPCM/MP3/ATRACが選択可能。MP3は96/128/160/192/256kbps、ATRACは48/64/66/105/132/256kbpsから選択できる。リニアPCMの場合は約380時間の録音が可能。リッピングは16倍速で行なえる。 保存した楽曲の波形データを解析し、自動的にタイトル情報が付与される。2系統のUSB端子を備えており、ウォークマンやUSBストレージ、PSP、携帯電話などにHDD内の楽曲が転送可能。ウォークマンはATRAC/MP3/リニアPCMのデータを、USBストレージはMP3、PSPと携帯電話はATRAC/MP3のデータをそれぞれ転送できる。 AM/FMチューナも内蔵しており、ラジオのタイマー録音も可能。ネットジュークと同様に、ラジオ番組を音楽部分とトーク部分に自動分類しながら録音でき、後から音楽のみ、もしくはトークのみを再生することもできる。さらに、シーンに合わせた曲を自動的に選択する「おまかせチャンネル」も用意。楽曲を曲調やリズムから「おはようタイム」や「ダンスフロア」など、25のチャンネルに分類する。 ネットワーク機能はエニーミュージックに加え、ルームリンクにも対応。DLNAのサーバー機能を持つパソコン内の楽曲をストリーミング再生できる。DLNAサーバー機能は備えていない。また、パソコンに保存されたファイルをNAC-HD1のHDDに取り込む機能も備えている。なお、映像の転送には対応していない。 電源部にはスイッチングノイズを発生させない電源トランスや、オーディオ専用の安定化電源回路を装備。DACには64レベルΔΣモジュレータ搭載の24bit/192kHz対応のものを使用。ほかにも、アルミのフロントパネルや金属筐体、偏芯インシュレータなどを採用し、防振/防音設計を強化している。
S/N比はHDD再生時で103dB以上。入力端子は光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×2。モニター端子も1系統備えており、メニュー画面などをテレビに表示することもできる。USB端子は2系統。Ethernetは1系統だが、USBタイプの無線LANアダプタを利用することもできる。
□ソニーのホームページ
(2007年4月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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