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パイオニア株式会社は、車載機器用ブランド「カロッツェリア」の新モデルとして、7型ワイドディスプレイを搭載し、DVDビデオ/オーディオ再生に対応する1DINユニットなど3製品を5月下旬より発売する。各モデルの価格は下表の通り。
■ AVH-P900DVA
インダッシュ型の7型ディスプレイと、出力50W×8chのMOS FETアンプを備えたDVD/CDレシーバのフラッグシップモデル。 従来モデル「AVH-P90DVA」と同様に、DVD/CD再生用に2chモードと6.1chのマルチチャンネルモードを独立して搭載。車内の音響特性に合わせた自動チューニング機能の「オートタイムアライメント&オートイコライザ」により、6.1/2chいずれの再生時でも、ボタン1つで最適な調整が行なえるという。「スタンダードモード」に加え、マルチチャンネルスピーカー調整対応の「ネットワークモード」も備え、ネットワークモードでは新たにツイータの位相反転も設定可能になった。 DVDビデオのほかにDVDオーディオ、音楽CD再生に対応。新たに、デジタル放送などをVRモードで記録したDVD-R/RWディスクも再生可能になった。そのほか、従来と同様にDivXや、MP3/WMA/AACファイルを記録したディスクも再生できる。なお、WMAのDRM付きファイルは再生できない。 そのほかの強化点として、タッチパネルの反応速度向上や、ボリューム操作などのノブの大型化により操作面を改善。また、イルミネーションは従来のホワイトに加え、オレンジも利用できるようになった。さらに、前モデルではディスク取り出し時などに開くフラップが一部車種において設置部と干渉していた問題を解消した。なお、これまで搭載していたアナログテレビチューナは省かれている。
ディスプレイは7型ワイドのインダッシュタイプで、解像度は800×480ドット。サイバーナビ「AVIC-H099」と接続することで、タッチパネルからのナビ操作が行なえるほか、ナビとAV画面の同時表示も可能となる。 デコーダはドルビーデジタル、DTSのほか、ドルビーデジタルEX、DTS 96/24、DTS-ES、DTS Neo6、AAC、ドルビープロロジックIIにも対応する。DACはバーブラウン製の24bit/192kHz ΔΣ方式。また、「ハイボルテージボリューム回路」を搭載し、ダイナミックレンジの向上と歪み低減を図っている。そのほか、TIの32bit浮動小数点DSPを搭載する。 ■ DVH-P520
出力50W×4chのMOS FETアンプを内蔵するDVD/CDレシーバ。DVDオーディオ再生には対応しないが、VRモード記録のディスクは再生可能。そのほか、DivX/MP3/WMA/AACを記録したディスクも再生できる。デコーダはドルビーデジタルに対応。 前面に3.5mmのAV入力端子を搭載。ポータブルプレーヤーなどとの接続に対応するほか、第5世代iPodなどのビデオ再生にも対応する。
■ TVM-W70
映像/音声入力を各2系統備えた7型/解像度480×234ドットのディスプレイ。映像/音声出力も各1系統備える。 別売のリアモニター用リモコンを利用することで、同社の対応カーナビにおいてAV機能を後部座席から操作できる「フロントリンク機能」を搭載。外形寸法は178×32×118mm(幅×奥行き×高さ)、重量は480g。
□パイオニアのホームページ
( 2007年5月9日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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