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社団法人日本記録メディア工業会(JRIA)は30日、DVDやビデオテープなど記録メディアの2006年度における、国内需要予測公表値の検証結果を発表した。全ての記録型DVDの国内需要の合計は8億枚を突破し、8億7,100万枚となった。 2006年11月に発表された推定実績を元に検証。対象となる記録メディアは追記型/書換型DVDや、データ用/録音用CD-R/RWなどの光/光磁気ディスク、オーディオ/ビデオテープなどの磁気メディア。 追記型DVDは、録画用が前年比34%増の3億9,800万枚で需要予測を1,500万枚上回った。データ用も予測を1,600万枚上回る、同33%増の3億5,600万枚となった。 書換型DVDは、録画用が前年比33%増の1億100万枚で需要予測を400万枚上回った。データ用については、同29%増の900万枚で、需要予測の1,100万枚を下回った。追記型と書換型の需要構成比率は87:13。 8cmDVDは、追記型が前年比50%増の300万枚で需要予測とほぼ同等。書換型は同100%増の400万枚だが、需要予測の500万枚には届かなかった。 録音用CD-Rは、前年比13%増の3,400万枚、データ用は同3%減の3億3,800万枚で、いずれも需要予測を上回る結果となった。CD-RWについては前年比22%減の1,800万枚で、需要予測の2,000万枚を下回った。CD-RWについては「記録型DVDなど他メディアとの競合などもあり、ニーズが弱い」としている。 VHSなどのフルカセットビデオテープは、前年比28%減の1億1,200万巻で、需要予測を下回った。8mm、Cカセット、ミニDVカセットを含む、ムービー用カセットテープは、同16%減の3,700万巻。そのうちミニDVカセットは同15%減の3,500万巻で、いずれも需要予測を下回る結果となった。 オーディオカセットテープは前年比14%減の5,500万巻、録音用MDが同31%減の8,500万枚で前年より減少しているが、いずれも需要予測は上回っている。 なお、3.5型MOは、前年比26%減の800万枚で、需要予測を下回った。フロッピーディスクは、同25%減の4,700万枚だが、こちらは予測通りとなっている。 □JRIAのホームページ ( 2007年5月30日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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