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シャープ、ワンセグ対応電子辞書「Papyrus」新モデル
-感度や選局機能向上。手書きパッドも搭載


カラーリングはレッドとブラックの2色を用意
6月29日発売発売

標準価格:オープンプライス


 シャープ株式会社は、ワンセグ放送の受信も可能な電子辞書「Papyrus(パピルス)」の新モデル「PW-TC920」を6月29日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後の見込み。カラーリングはブラックとレッドの2色。

 同社は2006年12月に、ワンセグ内蔵電子辞書の第1弾モデルとして「PW-TC900」を発売しているが、新モデルでは「手書きパッド」を追加。読めない漢字も気軽に入力し、検索できるなど、電子辞書としての使い勝手が向上している。

 ワンセグの受信感度も強化。字幕表示にも対応した。また、「選局リスト」も追加。視聴する都道府県/地区を選ぶと、その地域で受信可能な放送局を検索し、5つまで登録できる。放送局リストの並べ替えや削除などの編集も可能。EPGやデータ放送には非対応。

 液晶ディスプレイは4.3型で、解像度は480×272ドットのASV液晶。ディスプレイのヒンジ部は180度の回転が可能で、通常の「辞書スタイル」のほか、キーボード部分を後方にする「テレビスタイル」、回転した後に折り畳む「ハンドスタイル」の3通りが選べる。

辞書スタイル テレビスタイル。そのまま奥へ倒せば「ハンドスタイル」となる

 SDカードスロットを備え、SDカードに保存したMP3ファイル(32~192Kbps)の再生も可能。付属イヤフォンには、ネオジウムマグネットとOFCリッツ線を採用。従来のものよりも高音質化しているという。なお、カード経由でコンテンツの追加や静止画表示が行なえるが、1GB以上のSDカードはサポートしない。

 辞書機能では、カラー画像収録の「スーパー大辞林 3.0」や、音声データも収録する「ジーニアス英和辞典」、「経済新語辞典」、「日経パソコン用語2007」など40コンテンツを搭載する。

 電源はリチウムイオンバッテリで、ワンセグの連続視聴時間は約5時間。最大外形寸法は約132×91.7×24mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリを含む重量は約300g。本体にステレオスピーカーも内蔵する。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070611-a.html
□関連記事
【2006年11月20日】シャープ、初のワンセグ/4.3型液晶搭載カラー電子辞書
-液晶回転機構を搭載。SDカードのMP3再生も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061120/sharp.htm

(2007年6月11日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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