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オンキヨー、HDMI 1.3a対応AVアンプ最上位モデル
-「HQV Reon-VX」搭載。HDMI入力×4、出力×2装備


TX-NA905

8月1日発売

標準価格:336,000円(TX-NA905)
       126,000円(TX-SA705)


 オンキヨー株式会社は、HDMI Ver.1.3a入出力を搭載する7.1ch AVアンプ2モデルを8月1日より発売する。価格は、SiliconOptix製の高画質技術「HQV」を搭載し、HDMI入力4系統の上位モデル「TX-NA905」が336,000円、HDMI入力3系統の「TX-SA705」が126,000円。

 いずれも、BDビデオやHD DVDビデオソフトに採用されたドルビーデジタル・プラス(DD+)、ドルビーTrueHD、DTS-HD、DTS-HD Master Audioのビットストリーム音声をデコード可能。それぞれ、6月16日発売のTX-SA805/605の上位モデルに相当する。



■ TX-NA905

TX-NA905

 定格出力200W×7ch、最大出力280W×7ch(いずれも6Ω)で、HDMI 1.3a対応AVアンプの最上位モデル。THX Ultra認定も取得している。

 HDMIは入力4系統、出力2系統で、各色10bitを超える色深度の「DeepColor」もサポートする。1080p映像入出力やアップコンバート出力にも対応。Silicon Optix製の「HQV Reon-VX」を搭載し、10bit映像処理能力により、入力映像信号を問わず高品位な再生が行なえるという。また、ジャギーやモスキートノイズ、ブロックノイズの低減にも貢献。

 さらに、HDMIコントロール機能も備え、松下電器のVIERAやDIGAシリーズのVIERA Linkと連携可能。VIERAに連動して、AVアンプの電源ONや音声切り替えなどが行なえる。HDMIコントロールの対応機種についてはホームページ上で案内している。

 マイクロソフトの「PlaysForSure」の認証を取得し、MP3/WAV/WMAファイルをLAN経由で再生可能。ロスレスやDRM付きのWMAファイルにも対応する。また、インターネットラジオ再生機能も搭載。Ethernet端子はAMXやクレストロンなどのシリアルコントロールにも対応する。USB端子も備え、マスストレージクラス対応のUSBメモリなどに保存したMP3/WMA再生が可能。

 プリアンプ部とパワーアンプ部は独立構造。新設計のパラレルプッシュ・プル回路や、左右チャンネルを対称に配置するシンメトリー構造も採用する。電源には大容量のトロイダルトランスを搭載し、安定した電力供給を図った。

 独自の「VLSC」回路やグランド電位の安定化などのノイズ対策に加え、冷却ファンの振動によるノイズを抑える独自開発のファンスタッドを採用。ワイドレンジ再生を実現する「WRAT(Wide Range Amplifier Technology)」なども搭載する。

 DACはTI製のバーブラウン「PCM1796」。TI製の32bit DSPを3基搭載する。自動音場補正機能「Audyssey MultEQ XT」も搭載、簡単にスピーカーセットアップを行なえる。バーチャルサラウンド機能「Theater-Dimensional」や、映像/音声のズレを補正するAVシンク機能も装備。

背面

 HDMI以外の入出力端子は、映像入力がD端子×3、コンポーネント×3、S映像×6、コンポジット×6。映像出力がD端子×1、コンポーネント×1、S映像×2、コンポジット×2。音声入力は光デジタル×3、同軸デジタル×3、アナログ音声(2ch)×10、7.1ch×1、音声出力は光デジタル×1、アナログ音声(2ch)×2、7.1ch出力×1。ヘッドフォン出力やRI端子、RS232端子、Ethernet端子、USB端子も装備する。

 バイアンプやBTL接続にも対応。MMカートリッジ対応のフォノイコライザも内蔵する。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応。S/N比は110dB(LINE、IHF-A)。消費電力は770W。外形寸法は435×458.5×194mm(幅×奥行き×高さ)、重量は24.3kg。マクロ対応のリモコンが付属する。



■ TX-SA705

 定格出力130W×7ch(6Ω)、最大出力190W×7ch(6Ω)のモデル。HDMI端子は1.3a対応で、入力が3系統/出力1系統。DD+やDTS-HD Master Audioなどのデコードにも対応する。HDMIコントロール機能もサポート。なお、高画質化技術の「HQV Reon-VX」は搭載しないが、ファロージャ製の輪郭補正技術「DCDi」を搭載。また、アナログ入力をHDMIから出力するコンバートも可能。

TX-SA705 背面

 自動音場補正機能「Audyssey MultEQ XT」や、バーチャルサラウンド機能「Theater-Dimensional」、ワイドレンジ再生の「WRAT」なども搭載する。バイアンプ駆動にも対応。ノイズ対策として、グランド電位の安定化を図っている。

 HDMI以外の入出力端子は、映像入力がD端子×3、コンポーネント×3、S映像×5、コンポジット×5。映像出力がD端子×1、コンポーネント×1、S映像×2、コンポジット×2。音声入力は光デジタル×3、同軸デジタル×3、アナログ音声(2ch)×8、7.1ch×1、音声出力は光デジタル×1、アナログ音声×2、7.1ch出力×1。ヘッドフォン出力やRI端子も装備する。

 スピーカーターミナルはバナナプラグ対応。消費電力は430W。外形寸法は435×377×174mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.7kg。マクロ対応リモコンが付属する。


□オンキヨーのホームページ
http://www.jp.onkyo.com/
□ニュースリリース
http://www2.jp.onkyo.com/what/news.nsf/view/20070622_905705?OpenDocument
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【5月25日】オンキヨー、世界初HDMI 1.3a搭載7.1ch AVアンプ
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070525/onkyo.htm
【6月5日】オンキヨー、HDMI 1.3a対応のIntegra AVアンプ
-105,000円。カスタムインストール市場向け
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070605/onkyo.htm

( 2007年6月22日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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