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NECディスプレイソリューションズ株式会社は、Texas Instruments製のデジタルシネマ向け新DMDチップ「.98 DLP Cinema」を搭載したDLP Cinemaプロジェクタ「NC1600C」の受注を開始した。1年間で国内外で1,500台の販売を目指し、価格はオープンプライス。 TI製の「.98 DLP Cinema」チップセットを搭載した3板式のDLPプロジェクタ。解像度は2,048×1,080ドットでコントラストは2,200:1以上。RGB各色15bitの信号処理回路を搭載し、幅広い階調表現を可能としている。 また、従来機種「NC1500C」に比べ小型/軽量化を実現し、可搬性の向上を図った。外形寸法は700×990×503mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約99kg。従来モデルより、大型のスクリーンに対応。横幅20mまで投射可能となった。 レンズはオプションで、1.3~1.75倍、1.75~2.4倍、2.4~3.9倍の3タイプを用意。光源は4kW出力のキセノンランプ。作品にあわせた画面サイズ調整が可能なレンズメモリ機能や、作品ごとに最適な輝度をメモリ可能なランプパワーメモリなどの機能を搭載する。 防塵シールドを施し、ゴミや埃に起因するコントラスト性能や基本性能の低下を防止したほか、内蔵型の液冷システムを採用し、DLP Cinemaチップ部の温度上昇を抑制している。入力端子はDVI-D×1、HD-SDI×2を装備する。
( 2007年6月25日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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