ビクター、世界初の2層DVD-RWディスクを8月下旬発売 －独自製法を導入。対応ドライブが必要

8月下旬発売 標準価格：オープンプライス

　日本ビクター株式会社は、片面2層のデータ用DVD-RWディスク「VD-W85A」を8月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1,400円前後の見込み。片面2層のDVD-RW(DVD-RW DL)ディスクの発売は世界初となる。

　片面2層/容量8.5GBのデータ用DVD-RWディスク。DVD-RW for DL Ver.2.0規格に準拠し、同規格に対応した記録型DVDドライブなどで利用可能となる。記録だけでなく、再生にも同規格に対応したドライブが必要だが、現時点ではDVD-RW DLに対応したドライブやレコーダなどは発売されていない。

　記録速度は最大2倍(22.16Mbps)。同社が培ってきた高精度貼り合わせ技術や、高精度のスタンパ成形技術などのノウハウを活かし、独自の「インバース・スタック(対向貼り合わせ)」製法により、高品質かつ安定した片面2層の記録層を実現したという。

　記録層には相変化記録材「PCDL」を採用し、2層ともに安定した相変化記録と保存特性を実現。記録層形成技術には「JM-form for PCDL」を新開発し、2層ともに特性のばらつきの少ない、均一な記録層形成を実現した。

　記録面は独自のハードコート処理「キズから100倍ガード」を施しており、ハードコート無しの製品に比べて、キズの付きにくさを100倍以上に高めている。また、静電気の発生を抑え、ホコリの付着を防ぐほか、表面の潤滑性を最適化し、指紋などの油性の汚れへの付着を抑制している。

□ビクターのホームページ
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□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/press/2007/vd-w85a.html
□製品情報
http://www.victor.co.jp/media/data/vd-w85a/index.html
□関連記事
【2005年4月4日】ビクター、世界初の2層DVD-RWメディア技術を開発
－フォーラムへ提案。DVDレコーダやPCドライブに応用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050404/victor.htm

( 2007年7月3日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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