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株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、ビデオ/音楽再生に対応した携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の新モデルとして、薄型/軽量化した「PSP-2000」を9月より順次発売する。 日本での価格は未定で、後日発売日とともに発表予定。北米ではゲームソフト「Daxter」をセットにしたアイスシルバーモデルを9月に発売、ゲーム「Star Wars Battlefront: Renegade Squadr」をバンドルしたセラミックホワイトモデルを10月に発売し、価格は199.99ドルとなる。 従来モデル(PSP-1000)と同様に、4.3型/480×272ドットの液晶ディスプレイを装備しながら、外形寸法は169.4×71.4×18.6mm(横×縦×厚み)/バッテリ装着時重量189gと、従来モデル(170×74×23mm/280g)から4.4mm薄型化、91g軽量化している。 小型/軽量化したことで、「今まで以上に手軽に持ち歩きながら、ゲーム/音楽/映画をPSPならではの臨場感と迫力でお楽しみいただける」としている。ボディカラーは、ピアノ・ブラック(PB)/セラミック・ホワイト(CW)/アイス・シルバー(IS)の3色を用意するが、日本発売モデルのカラーリングがどの色になるかは未定。
UMDスロットを備え、従来モデルと同様にゲームやUMDビデオを楽しめるほか、メモリースティックPRO Duoに収納した動画や音楽を楽しめる。対応ビデオ形式は、MPEG-4、H.264/MPEG-4 AVC(Main Profile CABAC/Baseline Profile)とAVI、Motion JPEG。 対応音楽形式は、ATRAC3/ATRAC3plus、MP3、MP4(MPEG-4 AAC)、WMA、WAVE。静止画はJPEG、TIFF、BMP、GIF、PNGに対応する。 また、新たにビデオ出力機能を搭載。別売される専用ケーブルを利用することで、テレビなどへのゲームやビデオの出力が可能となる。ケーブルは、AVケーブル「PSP-S150」、S-VIDEOケーブル「PSP-S160」、D端子ケーブル「PSP-S170」、コンポーネントAVケーブル「PSP-S180」の4種類が用意され、UMDゲームの場合はプログレッシブ出力に対応したディスプレイと、D端子/コンポーネントのいずれかのケーブルが必要。 UMDゲームプレイ時に、データをバッファリングし、ゲームプレイ中のUMD読み込み時間を短縮する機能も新搭載。また、USB端子も新たに充電対応とし、PLAYSTATION 3やPCなどとUSB接続するだけで、充電可能となった。 CPUの動作周波数は最高333MHz、メインメモリは64MB。ボタンや端子レイアウトは従来モデルとほぼ共通で、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能も搭載する。バッテリは新設計の「PSP-S110」で、容量は1,200mAh。従来の付属バッテリ「PSP-110」(3.6V/1,800mAh)より容量が少なくなっているが、「PSP本体の省電力化により、従来モデルと同等のバッテリ駆動時間になる予定」という。 □SCEIのホームページ ( 2007年7月12日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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