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株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は17日、米国発売を12日に発表した「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の新モデル「PSP-2000」を9月20日より国内発売すると発表した。価格は19,800円で、従来モデルの20,790円(税抜19,800円)より、5%値下げされている。なお、現行モデル(PSP-1000)については、価格を20,790円からオープンプライスに変更して販売が継続される。
4.3型/480×272ドットの液晶ディスプレイを装備しながら、外形寸法は169.4×71.4×18.6mm(横×縦×厚み)/バッテリ装着時重量189gと、従来モデル「PSP-1000」の170×74×23mm/280gから4.4mm薄型化、91g軽量化している。
UMDスロットを備え、従来モデルと同様にゲームやUMDビデオを楽しめるほか、メモリースティックPRO Duoに収納した動画や音楽を楽しめる。対応ビデオ形式は、MPEG-4、H.264/MPEG-4 AVC(Main Profile CABAC/Baseline Profile)とAVI、Motion JPEG。対応音楽形式は、ATRAC3/ATRAC3plus、MP3、MP4(MPEG-4 AAC)、WMA、WAVE。静止画はJPEG、TIFF、BMP、GIF、PNGに対応する。 また、新たにビデオ出力機能を装備し、オプションのケーブルを利用したゲームやUMDビデオ、メモリースティック内の映像をテレビなどに出力可能。また、UMDゲームのキャッシュ機能を備え、ゲームのローディング時間を短縮している。
ビデオ出力ケーブルは、「D端子ケーブル」(PSP-S170)2,800円、「コンポーネントAVケーブル」(PSP-S180)2,800円、「S VIDEO ケーブル」(PSP-S160)2,200円、「AVケーブル」(PSP-S150)2,200円の4種類を用意。9月13日に発売する。なお、ゲームの出力については、プログレッシブ対応テレビに、D端子ケーブルもしくはコンポーネントAVケーブルを接続する必要がある。 また、新型PSPにあわせて、小さく、軽くなった「リモコン付きヘッドホン」(PSP-S140)も、9月13日に2,800円で発売される。機能は従来モデルと同じで、再生/一時停止、FF、FR、音量+/-、Holdスイッチを備えている。
ACアダプタのほか、新たにUSB充電に対応。バッテリは新型の薄型バッテリ(容量1,200mAh、約30g)に変更された。CPUの動作周波数は最高333MHz、メインメモリは64MB。ボタンや端子レイアウトは従来モデルとほぼ共通で、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能も搭載する。 ボディカラーは、米国で発表済みのアイスシルバー/セラミックホワイト/ピアノブラックに加え、ラベンダー・パープル/フェリシア・ブルー/ローズ・ピンクの淡い3色の「Blume(ブルーメ)シリーズ」の合計6色を用意する。
なお、株式会社スクウェア・エニックスは、新PSPに同社の「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-」をバンドルしたセットパッケージ「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- 10th Anniversary Limited(PSP-2000ZS)」を、9月13日に77,777個限定で先行販売する。価格は25,890円。
本体ボタンはオリジナル仕様で、FF VIIのイラストやロゴなどを背面に配している。また、主人公ザックスを象徴する剣「バスターソード」をあしらったストラップも同梱される。
また、PSP-2000専用オプションとして、「ワンセグチューナー」(PSP-S310)も9月20日に発売する。価格は6,980円。
■ 今後もPSPがポータブルエンターテインメントを牽引
17日に開催された「PLAYSTATION PREMIERE 2007」で、SCEの平井一夫代表取締役社長 兼 CEOが登壇。「PSPは、国内での生産出荷台数が1月に500万台を突破。ゲームソフトもモンスターハンターポータブル 2ndが100万本を突破し、今は600万台に迫る勢い」と、好調なPSPの販売状況をアピールしながら、新PSPを紹介した。 「コストを徹底的に絞った」というイメージビデオの後に19,800円という価格を発表。6色のカラーバリエーションについても、「日本独自の取組み」と紹介し、9月20日の発売をアピールした。 従来モデルとの重量/サイズ比較や、新機能のビデオ出力などを紹介。さらに、「E3でお話ししなかったサプライズがあります」と切り出し、「満を持してワンセグの対応を発表します」と専用ワンセグチューナーを披露。「PSPは、外でゲームやビデオ写真を楽しめるけれど、テレビも見たいという声に応えた」と説明する。 平井CEOは、「PSP用のソフトも期内の累計で550タイトルの強力なラインナップになる。さらに、軽量/小型化し、ビデオ出力、ワンセグにも対応した。今後もポータブルエンターテインメントを広げるために、PSPに取り組んでいく。ぜひ期待してください」と締めくくった。
□SCEのホームページ ( 2007年7月17日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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