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株式会社エンティスは、AV機器自作キット「BayCraft」シリーズの新製品として、DAコンバータキット「DA501」と、サウンドコントローラキット「SC501」、電源キット「PW501」を7月20日より発売する。価格はDA501とSC501が29,800円、PW501が19,800円。 BayCraftは、基板とパーツをキットにし、ユーザーが自らパーツを基板にハンダ付けして作成する電子工作キット。新製品は、デスクトップパソコンの5インチベイに収納可能な小型基板サイズの「BayCraft 5インチベイシリーズ」として展開する。 ■ DA501 デジタル出力を備えたパソコンや、CDプレーヤー、同社のメディアプレーヤー自作キット「DMP8623ATX」などと接続して、高品位なデジタル/アナログ変更を行なうオーディオDAC自作キット。 ASRC(非同期サンプルレートコンバータ)を搭載し、入力したデジタル音声信号を24bit/192kHzにアップサンプリングして、DACに送るため、DACチップの性能をフルに活用できるという。
オーディオレシーバチップはTI製のDIR9001、ASRCチップはTI製のSRC4192、DACチップはTI製PCM1794Aを搭載。各チップは個別に交換可能となっている。オペアンプはTI製のバーブラウンOPA2134。好みのオペアンプへの変更も行なえる。 アナログ系とデジタル系、電源部の各回路を分離し、ノイズによる音への悪影響を低減。後日オプション提供予定のDAC子基板を増設することで、4パラ/8パラなどパラレル構成のDACとしても利用可能となる。 入力端子は光デジタルと同軸デジタルを各1系統。DMP8623ATXなどで利用できるI2S入力も備えている。アナログ音声出力×1を備え、端子形状はRCA。 ■ SC501
ヤマハ製のサウンドチップYSS915を搭載したサウンドコントローラ自作キット。 デジタル入力信号に対し、キー変更やエコー、Treble/Bassなどのパラメータを操作し、様々なサウンド効果を適用できる。再生時間を維持したままのピッチ変更にも対応する。 オーディオレシーバはDIR9001、DACはPCM1794A。入力端子は光/同軸デジタルとI2Sを各1系統用意する。出力はアナログ音声(RCA)×1。
■ PW501 トロイダルコア型のトランスを搭載し、AC電源からDA501、SC501へ電源を供給できる電源キット。DA501、SC501をAC電源で動作させる際に必要となる。 パソコン併用時のスイッチング電源からの高周波ノイズを除去するためのローパスフィルタなどを備え、BayCraftシリーズに最適化した電源ユニットとなる。
□エンティスのホームページ ( 2007年7月19日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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