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パラマウント ホーム エンタテイメント ジャパンは31日、年末にかけてのDVDラインナップをディーラー向けに説明する発表会を開催。米国のドラマ「4400(フォーティ・フォー・ハンドレッド)」のシーズン3を今冬にDVD化することや、それに合わせてシーズン1と2をセットにしたDVD-BOXを発売することなどを発表した。
さらに、最新シーズンである「4」に、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーがゲスト出演したことも発表。全米デビューを果たした2人もステージに登場し、撮影秘話やハリウッド進出(?)への意気込みなどを語った。 「4400」は、SF的な要素とミステリーの魅力を合わせ持つシリーズとして、人気を集める米国のドラマシリーズ。2004年、宇宙から飛来した彗星のような球体がシアトル郊外の湖に接近。その光の中から、過去50年間に行方不明になった4,400人の人々が現れた。
「生還者」と呼ばれた彼らには失踪後の記憶が無く、不可解なことに歳もとっていない。国家安全保障省のトムとダイアナは前代未聞の事態を前に、事件の真相究明に奔走。そんな中、生還者達は皆、以前には無かった不思議な能力を、それぞれ身につけていることが判明する……。
シーズン1とシーズン2は既にDVD-BOX化されているが、今回シーズン3のコンプリートBOXが、今冬発売されることが決定。それに先駆けて、これまでのシーズンをまとめた「4400 -フォーティ・フォー・ハンドレッド- シーズン1&2イッキ見パック」(PPSJ-1045)が9月21日にリリースされる。価格は12,390円。 シーズン1の6話をディスク2枚に、シーズン2の13話をディスク4枚に収録し、合計6枚組みのDVD-BOX。既発売の「シーズン1 コンプリート・エピソード」(PPF-111153)は4,935円、「シーズン2 コンプリートボックス」(PPS-111872)は9,975円のため、合計で14,910円。イッキ見パックは12,390円のため、2,520円低価格になっている。収録するディスクは既発売のものと同じだ。
シーズン4に出演し、全米デビューを果たしたというくりぃむしちゅーの2人。有田さんは出演することになった経緯について「向こう側から日本でメジャーな俳優はいないか? という話が来て、抜擢させていただいた」と説明。すかさず上田さんが「俳優じゃ俺たちに依頼こないだろ、というか“抜擢させていただいた”ってお前制作側かよ」とツッコミ。
上田さんによれば、真相は「これまでシリーズのCMをやらせて頂いてたので、その時にパラマウントの人に洒落で“僕らも出してくださいよ”と言っていたら、ホントに出ることになっちゃった。逆に真に受けられても困るという感じ」と笑う。 役どころについて有田さんは「捜査官です。日系2世でグリーンカードも作り、日系人ということで周囲からの圧力もあるのですが、屈せずに頑張るという設定」と説明。さらに「外国人の役作りをしなければならないので、3、4日前からスタッフ達と話し合いを行ない……」とよどみなく話を続けるが、上田さんによりシャットアウト。
「いいかげん腹立ってきたんで言いますけど、僕ら通行人ですよ。主役の人の後ろをチラッと通る……」と暴露。さらに「捜査官のネームタグも下げてましたけど、ターニャとサンディという女の人の名前のタグで、どう見ても誰かの使いまわしだった」と告白。場内を爆笑させた。 さらに、主演女優のジャックリーン・マッケンジーと有田さんの2ショット写真があることが判明。有田さんはまた「日本からトップが来たというので、噂を聞きつけて寄って来たんですよ」と話し始めるものの、「お前、いつトップになったんだよ」と上田さんのツッコミ。「ちゃんとハーイ! フー・アー・ユーって言われましてね」(有田)、「知られてねえじゃん、お前」(上田)と爆笑トークは途切れることなく続いた。 最後に2人は「シーズン4では、“ウォーリーをさがせ!”的な気分で僕らを見つけてください。とりあえずそのまえにシーズン3がDVD化。この機会にまだ見ていないひとは、シーズン1と2も楽しんでください」と作品をアピールした。
■ 日本で独自に配給組織を立ち上げ パラマウント ホーム エンタテイメント ジャパンのセールス・デパートメント ディレクターである加茂克也氏は、同社の劇場用最新作である「トランスフォーマー」を引き合いに出し、「パラマウント ホーム エンタテイメント ジャパンは今後もトランスフォームを続けていく」と宣言。 具体的な変化として、10月を目処に、新たに日本において、映画配給組織を立ち上げることを明らかにした。DVDなどを取り扱うホームエンターテイメント部門も継続し、両方の部門に別々の代表を置き、共同経営を実施するという。「人事や総務、IT部門などは共有する。また、アクイジション組織を作り、日本のクリエイターやフィルムメイカーなど、様々な会社と関係を構築。権利の買い付けも積極的に行なっていく」とした。 続いて、インターナショナルの社長であるデニス・マグワイア氏もビデオレターで登場。劇場用新作として制作が進められている「インディ・ジョーンズ4」や「シュレック3」、「トランスフォーマー」などの大作をアピール。DVDではコッポラ監督監修による完全修復バージョンの「ゴッドファーザー」も制作予定であることを明らかにした。
加茂氏は「今後もパラマウトの新しい門出に相応しい新作が揃っている。新しいパラマウントに、変わらぬ支援を頂きたい」と、集まったディーラーに訴えた。
□パラマウントのホームページ
(2007年7月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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