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三菱電機株式会社は、デジタルレコーダ「楽レコ」新モデルとして、HDD/DVD/VHS一体型の2モデルを9月1日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格と発売日は、HDD容量400GBの「DVR-DV745」が11万円前後で9月21日発売、250GBの「DVR-DV735」が10万円前後で9月1日発売。 デジタル/アナログチューナを搭載した3 in 1モデルで、HDD容量や本体デザイン以外は両機種ほぼ共通。新たに、HDMI経由で液晶テレビと連携する「REALINK」(リアリンク)に対応。対応する同社の液晶テレビと組み合わせることで、テレビのリモコンからレコーダでの録画などが行なえる。 視聴中にリモコンの「番組ポーズ」を押すと画面を一時停止して録画を始め、追っかけ再生に移行できる機能、視聴する番組をリモコンで「一発録画」する機能、テレビのEPGから楽レコの録画予約が音声ガイド付きで行なえる機能が利用できる。 対応する液晶テレビは、同日に発表された「MZWシリーズ」と「MX/MXWシリーズ」のほか、4月発売のLCD-H46/40MZ70、LCD-H37/32MX70もサポート。今後発売の機種も順次対応予定としている。
また、2月発売の「DVR-DV740」からの改良点として、ハイビジョン番組の高速ムーブ機能をさらに強化。TS録画を行ないながら、同時にSD画質のムーブ用データも録画するTS AUTOモードを利用した場合のムーブ時間がDV740の約半分に短縮。1~8時間の番組を約15分(4倍速DVD-R使用時)でムーブできるようになった。ムーブ後の画質は、録画時間を基にした15段階のモードから自動で選択され、DVD1枚で収まる最も高い画質でムーブできる。
そのほかの新機能として、音楽番組のうち演奏シーンとそれ以外をチャプタ分割し、再生時に自動でつなげる「楽曲再生」機能を採用。EPGから音楽番組を予約録画することで利用できる。 DVR-DV740などと同様に、デジタル/アナログの2番組同時録画が可能。HDD内へのデジタル(TS)/アナログ同時録画や、HDDにデジタル(TS)、DVDにアナログといった組み合わせにも対応する。また、EPG上の放送開始時間変更に合わせて、3時間まで対応する番組追従機能も備えている。 CMを除く本編のみのプレイリストや、CMのみ再生のプレイリストを自動作成する「オートカットi」も装備。録画したスポーツ番組などを再生する場合、盛り上がった部分のみを再生できる「ハイライト再生」も使用できる。そのほか、電源ON後、約5秒で録画をスタートできる「5秒高速録画スタート機能」を搭載。待機電力(表示部点灯時)も4.9Wに抑えている。
HDD/DVD/VHS間で双方向ダビングが可能。録画可能なDVDメディアはDVD-R/RW。前面にi.LINKを備え、DVカメラからの映像をHDD/DVDへダビングすることもできる。なお、HDVカメラには対応しない。 リモコンは通常のフルリモコンに加え、必要最低限のボタンだけに絞った「かんたんリモコン(グット楽リモコン)」を同梱。よく使うボタンの文字を大きくするといったデザインで操作性の向上を図っている。 HDMI出力を1系統備え、HDDやDVDのほか、VHSの映像/音声出力もサポート。そのほかの出力端子はD4×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声(2ch)×1、光デジタル音声×1。入力はS映像×2、コンポジット×2、アナログ音声(2ch)×2、i.LINK(DV)×1。消費電力はDV745が約54W、DV735が約53W。外形寸法と重量は共通で、435×388×99.5mm(幅×奥行き×高さ)、約6.3kg。
□三菱電機のホームページ ( 2007年8月22日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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