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オンキヨー株式会社は、デジタルアンプ内蔵の小型オーディオシステム「CR-D1」をベースに音質向上を図った限定モデル「CR-D1LTD」を9月1日より発売する。価格は73,500円。 また、CR-D1LTDとの併用を前提に音質チューニングを行なったブックシェルフスピーカー「D-112ELTD」も9月1日発売。価格は60,900円(ペア)。 ■ CR-D1LTD
CDプレーヤーとFMチューナを内蔵した小型のオーディオシステム。ハイエンドAVアンプ「Integra」シリーズで採用されたデジタルアンプ技術「VL Digital」を導入し、定格出力は40W×2(4Ω)、最大出力は60W×2(4Ω)。 2006年発売の「CD-D1」をベースとしながら、音質向上のためのボディやパーツのチューングを施した。筐体は、アルミニウムの側板や1.2mm厚スチール天板、二重構造底板などにより強化。さらに、さらに、アルミ削り出しタイプのボリュームつまみを採用するほか、CDトレイにはラバーコーティングを施すなど、不要な振動の排除を徹底している。 また、新開発のカスタムコンデンサや、金メッキ仕様のRCAピン端子、ネジで強固に固定する新設計のスピーカー端子の採用などで音質の向上を図っている。 DACは24bit/192kHzはWolfson製。独自のアナログ波形生成技術「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」回路も備えており、パルス性ノイズを含まないアナログ波形を生成。クリアな音楽再生を可能としている。 CD部はMP3を記録したCD-R/RW再生にも対応。FMチューナも内蔵する。iPodとの連携も可能で、クレードル型のオプション「DS-A1X」と組み合わせることで、リモコンからiPodを制御できる。前面にステレオミニの入出力も備えており、そのほかのポータブルプレーヤーとも手軽に接続できる。 音声入力は光デジタル×1、アナログ(RCA)×3、ステレオミニ×1。出力は光デジタル×1、アナログ(RCA)×2、ステレオミニ×1、サブウーファ×1、ヘッドフォン×1。外形寸法は205×338×117mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5.5kg。 ■ D-112ELTD
CR-D1LTDとのセット利用を想定したブックシェルフ型スピーカー。2006年発売の「D-112E」をベースに新形状のダンパーの採用やキャビネット容量の拡大などを図り、音質チューニングを施している。 A-OMFモノコックコーンによる10cm径のウーファと、3cm径のリングツイータから構成される2ウェイ2スピーカーで、エンクロージャはバスレフ方式。ユニットの基本仕様はD-112Eを踏襲しているが、キャビネットの容積を従来の4.2リットルから4.5リットルに拡大。さらにスリット型のバスレフポート「AERO ACOUSTIC DRIVE」の開口部の高さを広げることで、余裕ある低音のエネルギー感を目指したチューニングを施したという。 また、フロントバッフルと側板も厚みを増して、キャビネットの不要な振動の抑制を徹底。振動板を支えるダンパーも新形状とし、微小信号への応答性を向上。ボーカル帯域の表現力を高めたという。 再生周波数帯域は50Hz~100kHz。クロスオーバー周波数は2.5kHz。定格インピーダンスは4Ω。スピーカーターミナルは金メッキネジ式で、バナナプラグに対応する。1.8m長のモンスターケーブル製のスピーカーケーブル「XP」が2本付属。コルクスペーサー8個も同梱される。 □オンキヨーのホームページ ( 2007年8月24日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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