|
松下電器産業株式会社は、SDカードスロットを備えたデジタルオーディオプレーヤー「D-snap Audio」シリーズの上位モデルとして、Bluetooth機能を内蔵した「SV-SD950N」を9月21日に発売する。1GBのSDカードを同梱しており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後の見込み。カラーリングはシルバー(S)とブラック(K)の2色を用意する。 4月に発売した「SV-SD850N」の上位モデルと位置付けられており、Bluetooth機能を内蔵したのが特徴。同日に発表された新しい「D-dock」の「SC-SX950」は、Bluetoothレシーバ機能を内蔵しているため、「SV-SD950N」の再生音をワイヤレスで、「SC-SX950」のスピーカーから再生できる。 BluetoothはVer.2.0で、出力はClass2(2.5mW)。見通し通信距離は約10m。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPをサポート。「D-dock」以外でも、Bluetooth対応のカーオーディオなどと連携できるほか、D-snap AudioをBluetooth機器のレシーバとして使用することも可能。 オーディオプレーヤーとしての機能は「SV-SD850N」と同等だが、FMチューナは省かれた。SD/SDHCカードスロットを備えており、1GBのSDメモリーカードを同梱。内蔵メモリは搭載していない。最大外形寸法は91.3×35×12.3mm(縦×横×厚さ)。重量は約38g。4行表示が可能な有機ELディスプレイを備えている。 本体にノイズキャンセル機能を内蔵しており、イヤフォン端子は通常のステレオミニ形状だが、付属イヤフォンは6極タイプのカナル型で、ハウジング部に集音用マイクを搭載。83%の騒音をカットできるとしている。なお、端子は通常のステレオミニのため、付属以外のイヤフォンも使用できる。 再生対応フォーマットはMP3/WMA/SD-Audio(AAC)。ニフティが展開している音楽配信サービス「MOOCS(ムークス)」もサポートしており、同サービスの音楽ファイルが採用している東芝のDRM技術「MQbic(マルチキュービック)」にも対応。iTunesで作成した拡張子「.m4a」のAACデータも再生できるが、iTunes Storeで購入したDRM付き楽曲には対応していない。WM DRMにも非対応。 音質面では、圧縮音楽の失われた高域を補完する「リ.マスター」を改良した「広帯域リ.マスター」を用意。アンプは新設計LSIに内蔵したデジタルアンプで、クリアな再生が行なえるという。パーソナルサラウンドなどの音質効果とイコライザーで、計16種類の音質効果が選べる。 MP3形式のダイレクトエンコード機能も搭載。D-snap port端子とステレオミニを変換する別売ケーブル「RP-WA100」を利用し、MDやCD、携帯電話などと接続。64/96/128kbpsのMP3形式で録音できる。パソコンとの接続は、付属のケーブルを使用してUSB 2.0経由で行なう。 付属ソフトは「SD Jukebox Ver.6.8LE」。Windows XP/Vistaに対応しており、m4aデータをSDカードに転送する際にファイルのヘッダ部分を書き換え、D-snap Audioで再生可能なSD-Audio形式のAACに変換/転送可能。ヘッダの書き換えのみのため音質は劣化しない。簡単操作モードなども備えている。
電源は内蔵のリチウムイオン充電池を使用。ノイズキャンセル機能をOFFにした場合の連続再生時間は約60時間。ONの場合は約40時間。Bluetoothでの送信はノイズキャンセルOFF時で約12時間、受信は約10時間。充電はUSB経由、もしくは別売のACアダプタ、D-dockとの接続で行なえる。電池を長持ちさせるための「エコ充電」機能も備え、90%までしか充電を行なわないことで、充電可能回数を増やせるという。
■ パナセンスではモニター販売も実施 なお、パナセンスではモニター販売も実施している。シルバーとブラックモデルで各100名、合計200名を募集。購入金額はユーザーの入札額と応募数の兼ね合いで決定されるが、下限入札価格は14,000円、上限は21,000円となっている。応募締め切りは9月12日の13日まで。詳しい情報はパナセンスの専用ページにて。
□モニター販売ページ
□松下電器のホームページ
(2007年8月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|