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ソニー、フルHD/倍速対応の「BRAVIA」W5000シリーズ
-シングルチューナ仕様で低価格なV5000/3000も


Wシリーズ
9月20日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、薄型テレビ「ブラビア(BRAVIA)」のW5000シリーズ3モデル、V5000シリーズ3モデル、V3000シリーズ2モデルの合計8モデルを9月20日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。

 W5000シリーズの3モデルは、最上位モデルの「X5000」シリーズとほぼ同じスペックを実現しており、独自の倍速駆動技術「モーションフロー(MotionFlow)」に対応している。

シリーズ型番画面
サイズ
解像度発売日実売価格
WシリーズKDL-52W500052型1,920×1,080ドット11月10日55万円前後
KDL-46W500046型45万円前後
KDL-40W500040型33万円前後
VシリーズKDL-52V500052型9月20日51万円前後
KDL-46V500046型41万円前後
KDL-40V500040型29万円前後
KDL-46V300046型40万円前後
KDL-40V300040型27万円前後


■ W5000シリーズ

 デザイン以外のX5000シリーズとの大きな違いはスピーカー。X5000シリーズはツイータ以外のフルレンジユニットを各チャンネル2個搭載しているが、W5000シリーズは1個となっている。

 52/46/40型の各モデルでS-LCD製の1,920×1,080ドットパネルを搭載。いずれも10bitフルHDパネルで階調表現性能が向上。広色域バックライト、x.v.Color、ライブカラークリエーションを組み合わせて、鮮やかな色表現を可能とした。コントラスト比は52V型が2,000:1、40/46V型が2,200:1。視野角は上下/左右178度、応答速度は8ms。

KDL-46W5000 KDL-52W5000

 独自の倍速駆動技術「モーションフロー(MotionFlow)」に対応しており、通常(60Hz)の倍となる120Hzで高速駆動。独自のアルゴリズムで生成した補間フレームを元信号に挿入し、毎秒120コマ表示を実現。残像感の低減を図っている。

 フィルム撮影の24コマ映像の場合は、5倍の120コマを生成し、フィルムらしいなめらかな映像表現が可能。効果設定は標準/強/オフが選択できる。新たに、映像の撮影カメラなどの起因するブレも補正する映像処理「IBリダクション」も追加している。

 映像エンジンは「ブラビアエンジンプロ」。SD/HD映像の質感表現を高める「DRC-MFv2.5」を内蔵するほか、被写体のもつ質感や艶、奥行き感などの表現を向上している。

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各2基搭載。操作メニューは「XMB(クロスメディアバー)」を採用し、テレビ放送以外のネットワークやUSBメモリ上のコンテンツへのアクセス性を高めている。

 1080p対応のHDMI入力を3系統装備、24p入力やDeepColorにも対応する。また、HDMI CECを利用した「ブラビアリンク」も新搭載し、BRAVIAのリモコンからHDMI接続したHDDレコーダ「BRX-A250」や、ネットワークテレビボックス「BRX-NT1」、対応サラウンドシステムなどの操作も可能。

 リモコンは、赤外線リモコンに加え、2.4GHz帯の無線通信(RF)を利用した「おき楽リモコン」が付属。障害物などの影響を受けない操作が可能。

 映像モードは、ダイナミック、スタンダード、カスタムに、映画専用の「シネマ」を追加。静止画専用の画質モード「フォト」も用意している。フォトモード時はディスプレイの色空間もx.v.ColorとsRGB、sYCCが選択可能。PCやゲームのRGB入力向けの「RGBフルレンジ」も選択可能となった。

 Ethernetも備え、アクトビラにもアクセス可能。「アクトビラビデオ」にも対応しているが、SD解像度/MPEG-2のコンテンツのみサポートしており、HD/MPEG-4 AVCの「アクトビラ ビデオフル」には非対応。DTCP-IPとDLNAもサポートしており、コピーワンスコンテンツを含む、映像のネットワーク再生が行なえる。

【主な仕様】
  W5000シリーズ
  KDL-40W5000 KDL-46W5000 KDL-52W5000
パネルサイズ 40V型 46V型 52V型
パネル解像度 1,920×1,080ドット
輝度 500cd/m2
視野角度 上下左右178度
コントラスト比 2,200:1 2,000:1
チューナ 地上/BS/110度デジタルチューナ×2
地上アナログチューナ×2
音声出力 11W×2ch
入出力端子 HDMI入力×3、D5入力×2、コンポーネント×1(D5と共有)、S映像入力×2、コンポジット入力×3、PC入力(D-Sub 15ピン)×1、PC用アナログ音声入力×1、デジタル放送出力×1、光デジタル音声出力×1、USB端子×1、Ethernet×1、ヘッドフォン出力×1、アナログ音声出力×1、モジュラージャック×1、AVマウス×1
消費電力 240W 285W 315W
年間消費電力量 231kWh/年 264kWh/年 273kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
スタンド含む
992×265×692mm 1,135×306×784mm 1,278×384×874mm
重量
(スタンド含む)
27kg 34kg 44.5kg


■ Vシリーズ

Vシリーズ

 V5000シリーズは52/46/40型の3モデル、V3000シリーズは46/40型の2モデルを用意。いずれも1,920×1,080ドットの10bitフルHDパネルを採用しているが、倍速駆動には非対応となっている。また、搭載するチューナが地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログの各1基になるほか、映像エンジンが「ブラビアエンジンEX」となっている。

 HDMI入力端子はV5000シリーズが3系統に対し、V3000は2系統。また、付属のリモコンにも違いがある。V5000シリーズは上位モデルと同様に、2.4GHz帯の無線通信(RF)を利用した「おき楽リモコン」と、赤外線シンプルリモコンの2種類が付属している。だが、V3000シリーズは赤外線リモコンのみとなっている。

 そのほかの主な仕様は共通。24p入力やDeepColorに対応するほか、HDMI CECを使った「ブラビアリンク」もサポート。Ethernetも備え、アクトビラのVODサービス「アクトビラビデオ」にも対応。ただし、W5000シリーズと同様、HDコンテンツの配信には対応していない。

KDL-52V5000 V3000シリーズ付属の赤外線リモコン。上部にブラビアリンク用ボタンを装備する

【主な仕様】
  V5000シリーズ
  KDL-40V5000 KDL-46V5000 KDL-52V5000
パネルサイズ 40V型 46V型 52V型
パネル解像度 1,920×1,080ドット
輝度 450cd/m2 500cd/m2
視野角度 上下左右178度
コントラスト比 1,800:1 2,000:1
チューナ 地上/BS/110度デジタルチューナ×1
地上アナログチューナ×1
音声出力 11W×2ch
入出力端子 HDMI入力×3、D5入力×2、S映像入力×2、コンポジット入力×3、PC入力(D-Sub 15ピン)×1、PC用アナログ音声入力×1、デジタル放送出力×1、光デジタル音声出力×1、USB端子×1、Ethernet×1、ヘッドフォン出力×1、アナログ音声出力×1、モジュラージャック×1、AVマウス×1
消費電力 215W 260W 290W
年間消費電力量 190kWh/年 222kWh/年 240kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
スタンド含む
992×265×692mm 1,135×306×784mm 1,278×384×874mm
重量
(スタンド含む)
26kg 33kg 43.5kg
 
  V3000シリーズ
  KDL-40V3000 KDL-46V3000
パネルサイズ 40V型 46V型
パネル解像度 1,920×1,080ドット
輝度 450cd/m2 500cd/m2
視野角度 上下左右178度
コントラスト比 1,800:1
チューナ 地上/BS/110度デジタルチューナ×1
地上アナログチューナ×1
音声出力 11W×2ch
入出力端子 HDMI入力×2、D5入力×2、S映像入力×1、コンポジット入力×3、PC入力(D-Sub 15ピン)×1、PC用アナログ音声入力×1、デジタル放送出力×1、光デジタル音声出力×1、Ethernet×1、ヘッドフォン出力×1、アナログ音声出力×1、モジュラージャック×1、AVマウス×1
消費電力 215W 260W
年間消費電力量 190kWh/年 222kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
スタンド含む
992×265×692mm 1,135×306×784mm
重量
(スタンド含む)
26kg 33kg

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200708/07-0829/
□関連記事
【8月29日】ソニー、70型などフルHD「BRAVIA」15モデル発表
-10モデルが倍速。電波リモコン
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070829/sony1.htm

(2007年8月29日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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