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ヤマハ、新フラッグシップの11.2ch AVアンプ「DSP-Z11」
-IFAで公開、5,500ユーロ。x.v.Color/3次元シネマDSP


会期:8月31日~9月5日

会場:メッセ・ベルリン見本市会場


 独Yamaha Elektronik Europaは1日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催中のIFA 2007において、AVアンプのフラッグシップ「DSP-Z11」を11月に欧州で発売すると発表した。価格は5,500ユーロ。

 日本では2003年12月に発売した9.1ch AVアンプ「DSP-Z9」に続く、11.2ch構成のフラッグシップモデル。なお、日本など他地域での発売は未定。

 出力140W×7ch+50W×4chの11.2ch AVアンプ。HDMIはVer.1.3aで、各色10bitを超える色深度を扱うDeepColor(30/36bit)もサポート。x.v.Colorのコンテンツにも対応する。HDMI入力は5系統、出力は2系統。アナログ/HDMIから入力した映像の1080pアップコンバートも行なえる。また、1080/24pもサポート。ビデオスケーラはアンカーベイ製。

 ドルビーデジタルプラスやドルビーTrueHD、DTS-HD、DTS-HD High Resolution Audio/Master Audioのデコードに対応。THX Ultra2にも準拠する。

 平面的な音の広がりに加え、垂直方向への立体的な音場を体感できるという「3次元シネマDSP」方式を採用。サブウーファのチャンネルを2基設けたことで低域を強化し、サブウーファを追加した際の音の干渉も抑える。シネマDSPのプログラム数は38種類。

背面

 音場自動補正機能「YPAO」も改良を加え、低域における定在波の低減を図っている。そのほか、サブウーファをシンメトリーに設置しない場合でも、8カ所までのポジションでキャリブレートされ、OSDメニューで確認しなくともセットアップが可能になる。

 独自のホームネットワーク機能「MusicCAST」にも対応。サーバー機器からDLNA経由で配信されたコンテンツを再生可能。マイクロソフトの「PlaysForSure」認証も取得している。さらに、圧縮音源で失われた音声コンテンツの補間機能も搭載。

 DACはTI製の「バーブラウン DSD1796」。プリアンプのブロック設計は、信号回路を最短化することに注力し、デジタル/アナログ独立型のローノイズ電源を搭載、10kgのトランスと同等という、力強く透明な再生を実現できるとしている。シャーシは1.6mm厚で、フットはアルミ製。

□IFA 2007ベルリンショーのホームページ(英文)
http://www.ifa-berlin.com/
□IFA 2007のホームページ
http://www.phileweb.com/ifa/
□ニュースリリース (英文)
http://ifa.yamaha-online.de/pages/en/products/amplifier.php
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( 2007年9月2日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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