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ソニーは、HDDを内蔵したミニコンポ「ネットジューク」3モデルを10月20日より順次発売する。ウォークマンへ楽曲を転送するためのポートを備えるほか、DLNA対応のミュージックサーバーとしても動作。DLNAクライアント機能を内蔵したワイヤレススピーカーも発売される。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。
いずれもHDDを内蔵したミニコンポ。CDやMDデッキ(NAS-D55HDはMD非搭載)からHDDへ、MP3(96/128/160/192/256kbps)、ATRAC(48/64/66/105/132/256kbps)、リニアPCMのいずれかで録音が可能。リニアPCMでは、250GB HDDモデルの場合、約380時間の録音が行なえる。リッピング速度はCDからHDDが最大約16倍速、MDからHDDが最大約20倍速。CDドライブはMP3を収録したCD-R/RWメディアの再生にも対応している。
保存した楽曲の波形データを解析し、自動的にタイトル情報の付与が可能。2系統のUSB端子やEthernet端子を備えており、PCからLAN経由で、もしくはUSBメモリ内の楽曲の取り込みも可能。ネットジューク従来モデルから、クロスのLANケーブルを介して楽曲をムーブすることもできる。 AM/FMチューナも内蔵しており、ラジオ番組を音楽部分とトーク部分に自動分類しながら録音可能。後から音楽のみ、もしくはトークのみを再生することもできる。従来モデルと同様に、「12音解析技術」を使用し、蓄積した音楽ファイルを、雰囲気やシーンに合わせて自動分類する「おまかせチャンネル」も装備。新モデルでは新たに、季節に合う楽曲も分類できる。 録音/取り込んだファイルで著作権保護されていないものは、タグ情報編集や分割、結合、画像登録が可能。フォーマット変換も行なえる。 ウォークマン専用転送ポート「WM-PORT」を装備しており、蓄積した楽曲をPCを使わずに転送可能。対象ウォークマンはNW-A800/S710F/S700F/S610F/S600シリーズで、充電もサポートしている。前述の「おまかせチャンネル」から、チャンネル(シーン)単位で転送することもできる。
コンポからネットワーク経由で楽曲購入ができる「エニーミュージック」に対応。4.3型のカラー液晶ディスプレイで確認しながら、様々な操作が行なえる。
Ethernet端子を使用するか、AOSS対応のUSB無線LANアダプタを追加することで、DLNAサーバーとしても動作可能。同時発表のネットワークスピーカーなど、DLNAクライアント機器から、HDDに蓄積した楽曲が再生できる。 NAS-D55HDはMDデッキを搭載していないモデル。3色のカラーバリエーションを備えており、ホワイト、ピンク、ブラックを用意する。3機種の主な仕様は共通だが、M75/95HDの2モデルは、アンプ部に独自のフルデジタルアンプ「S-Master」を採用。D55HDは通常のデジタルアンプとなる。出力はM95HDが26W×2ch、M75HDが20W×2ch、D55HDが20W×2ch。 搭載するスピーカーはいずれも2ウェイのバスレフ型。上位モデルのM95HDは、120mm径のアラミド繊維製コーンウーファや、25mm径のカーボングラファイトコンポジットドームツイータなどを採用して慰労。各モデルの詳細は下表の通り。
■ NAS-C5
IEEE 802.11 b/g準拠の無線LANを内蔵し、DLNAクライアントとして動作するワイヤレススピーカー。ネットワーク経由でMP3、ATRAC、WMA、リニアPCMファイルの再生が行なえ、同時発表のネットジューク、「NAS-D55HD」、「NAS-M75HD」、「NAS-M95HD」の3モデルとも連携できる。また、インターネットラジオ「J-WAVE Brandnew-J」のストリーミング再生にも対応している。
65mm径フルレンジユニットを2基搭載したステレオスピーカーで、最大出力10W×2chのアンプを内蔵。ステレオミニのアナログ音声入力も備えており、アクティブスピーカーとしても使用可能。イヤフォン出力も備えている。電源は付属のACアダプタを使用。外形寸法は340×212.5×123mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約3.1kg。
□ソニーのホームページ
(2007年9月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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